初神楽
初神楽
初神楽(はつかぐら)は2013年から新品種に登録され、
冬から栽培できる品種で、低温での伸長性に優れています。
トンネルやマルチを使うと、春に収穫できる品種です。
初神楽の特徴と栽培についてご紹介します。
[初神楽]タキイ交配
冬栽培で、低温によって根長が出にくい作型の12月上旬のトンネル栽培でもよく育ちます。
寒い時期に栽培する作型に向いており、中間地で11月下旬から12月下旬に種まきをし、
暖地では10月から12月中旬まで種まきができます。
どちらの作型も、トンネルやマルチを使って栽培します。
低温での伸長性が良く、詰まることなく大きく育ちます。
栽培適地は暖地、中間地ですが、暖地での栽培のみ、
地植え栽培で育てることができ、10月に種まきをする作型になります。
低温期に栽培するので、
温度管理が重要になってくるためやや上級者向けの品種になります。
トンネルを使う場合、種まき直後からは保温をしますが、栽培中期に保温をすると、
葉勝ちになりやすくなるので、定期的に換気を行い、温度管理をします。
12月中旬に種まきをする場合、ベタがけ資材の利用もオススメです。
■特徴
・首は淡緑色をしていて、内部の青肉がおこりにくいです。
・肉質はしまっていて、青果のほか、加工や業務用にも向いてます。
・長さが38cm、太さは7.5cm程度に揃いやすいです。
・作型はトンネルやマルチを用いた冬まき、春収穫の作型に向いていて、暖地と中間地で栽培できます。
・暖地では、地植え(露地)栽培も可能です。
■栽培
・中間地の冬まき春どり栽培で11月下旬から12月下旬に種まきをします。
・暖地の地植え栽培は10月下旬に種まきをし、トンネルやマルチを使用する場合は、同じく10月下旬から12月中旬の間に種まきができます。
・トンネルを使用する場合、発芽までは保温をし、栽培中期からは換気を心がけます。
・土が乾燥していると、発芽が不ぞろいになったり、ひげ根の発生、横縞症の原因になります。
・12月中旬から栽培する場合、生育促進のため、ベタがけ資材を使用します。