YRおでん大根
YRおでん大根
YRおでん大根は、ナカハラのたね(中原採種場)の品種で、
病害に強いので育てやすい秋冬ダイコンで、
名前の通り、おでんに向いている品種です。
[YRおでん大根]ナカハラのたね
ダイコンでかかりやすい病気として、
軟腐病、萎黄病などがありますが、
病害に対して耐病性を持っているので、
YRおでん大根は、ある程度は耐えます。
YRおでん大根は、秋から冬にかけて栽培できる品種で、
中原採種場では、プロ向け品種として紹介されている品種ですが、
一般家庭でも十分育てることができます。
中間地、暖地で9月~10月に種まきをし、11月~12月に収穫する作型に向いています。
葉の茂りは中程度、草姿は立性なので、密植することができます。
ダイコンの株間は25cm~30cmが理想とされています。
密植はそれよりも狭くし、株数が増える分、収穫量を増やすことができます。
たくさん収穫したい場合には密植をすると良いです。
漬け物用ならば、干すと甘みが増しパリパリした歯ごたえになります
ダイコンの見た目は、青首ダイコンに近いです。
首部分は淡い緑色で、栽培によっては色が薄かったり、濃くなったりします。
白い部分はツヤがあり、滑らかです。
尻までよく詰まり、ス入りも遅いです。
肉質はややしっかりとしていて、煮崩れしにくく、
おでんなどの煮物のほか、浅漬けにすると、しっかりとした食感を楽しめます。
ユズでお漬物に
■特徴
・尻づまりが良い淡い青首のダイコンです。
・根の長さは37cm~38cm、太さは7.5cmに揃います。
・耐病性があるので育てやすいです。
・密植栽培が可能で、密植すると収穫量を増やすことができます。
・肉質はやや硬めで食味は優れます。
・おでんなどの煮物の他、漬物にも向いています。
■栽培
・冷涼地では7月~8月中旬までに種まきをします。
・中間地や暖地で9月初旬~10月初旬まで種まきが可能です。
・元肥は完熟の堆肥と化成肥料を使います。
・種まきから発芽までは乾燥したらたっぷりと水やりをします。
・追肥は2回を目安とし、間引きのついでに与えます。
・地植え栽培の場合、マルチを使うとより育てやすくなります。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?