春こまち大根
春こまち大根はトウ立ちが特に遅い春まきの青首ダイコンで、
肥大性が優れていて尻までよく詰まり、ス入りも遅いです。
春まき栽培専用の品種なので、基本の作型は春まき栽培になります。
作型は暖地や中間地栽培で2月と3月に種まきをして、4月から5月に収穫する作型、
この作型の場合はトンネルとマルチを使って栽培します。
基本はマルチを使って栽培しますが、
トンネルを使わない栽培の場合は暖かくなってから種まきを行います。
3月中旬から4月上旬頃までに種まきをし、
5月末から6月中に収穫する作型が栽培しやすいです。
冷涼地は4月中旬から5月末までの種まきで6月下旬から7月中に収穫する作型です。
青首ダイコンですが首部分は薄く、白に近いです。
首部から下は真っ白な肌をしていて、ツヤがあるので美しいです。
曲がり根の発生は少なく真っすぐになりやすいです。
重さは1.2kg前後で、根長は35cm~37cmとやや長く育ちます。
肥大性に優れているのでよく太り、尻部まで詰まるので可食部が多いです。
緻密な肉質でス入りも遅いため、食味にも優れていて、
生食から煮物まで幅広く使えます。
[春こまち大根]
■特徴
・青首部分が薄めな春まきダイコンです。
・トウ立ちが特に遅いです。
・尻までよく詰まり、肥大性が良いです。
・根長は35cm~37cmとやや長く、重さは1.2kg前後になります。
・根の曲がりは少なく、真っ直ぐに育ちます。
・肌はツヤがあり、白色が美しいです。
・生食から加熱調理まで、幅広い料理に利用できます。
■栽培
・地植えでも育ちますが、
マルチを使って栽培すると地温が確保しやすいので肥大しやすいです。
・種まきは暖地と中間地で2月初旬から3月初旬までに行います。
・冷涼地は暖かくなってからの4月中旬から5月末頃までに行います。
・暖地と中間地の2月種まきは寒く、地温と気温が確保しにくいので、
トンネルとマルチを使って栽培します。
・トウ立ちが遅く、ス入りも安定していますが、収穫が遅れすぎないように注意します。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?