赤大根
赤大根はアントシアニン色素をたくさん含んでいる赤ダイコンで、
赤いダイコン、紅大根とも呼ばれる分類に入る品種です。
加熱調理よりどちらかというとサラダや漬物向きで、彩りとして使えます。
一般的なダイコンより根長が短く、扱いやすいので、
地植えの他、プランターや鉢などの容器栽培でも育てられます。
作型は秋まき栽培に向いていて、暖地で8月末から9月末の種まき、
中間地で8月中旬から9月中旬の種まき、冷涼地は7月末から8月末までに種まきをします。
育て方はダイコンの秋まき栽培と同じように行えます。
収穫時期は暖地で10月下旬から12月上旬、
中間地で10月上中旬から11月末、冷涼地で9月末から10月末頃です。
表面は紅色をしていて、首部は特に赤色が濃く、それより下はピンク色をしています。
赤い色はアントシアニンが含まれていて、アントシアニンはポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用を持ち、花粉症の予防や、メタボリックシンドロームの予防、
眼精疲労などに効果を持っています。
断面は中央部分が赤く、周りは白色をしています。
表面が赤色で内部も赤色が入るタイプの赤ダイコンです。
用途はサラダや酢漬け、漬物に向いていて、加熱調理には不向きです。
漬物にする時に酢を使うような酢漬けにすると白肉部分が紅色に染まり、鮮やかです。
そのままでも断面が綺麗なので彩りとしても使えます。
ダイコンおろしにしても、色鮮やかになります。
[赤大根]
■特徴
・内部まで紅色に発色する赤ダイコンです。
・秋まき栽培に適しています。
・アントシアニンを多く含んでいて、強い抗酸化作用を持っています。
・首部は濃い紅色をしていて、それより下はやや薄い紅色、ピンク色に近いです。
・内部は中央部が紅色に染まり、断面が美しいです。
・生食や漬物向きで、酢漬けにすると内部の白肉部分が紅色に染まります。
■栽培
・一般的なダイコンに比べて根長が短いので、プランターや鉢でも育てられますが、
余裕を持って深めの容器を用意し、横にもやや太るので、株間を広めに確保します。
・種まきは各地方の秋まき栽培の育て方に沿って行います。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?