秋づまり
秋づまり
秋づまりダイコン、秋から年内にかけて収穫できる品種です。
秋づまりという品種のダイコンは、
大蔵大根の原種とされているダイコンです。
原種なので、特徴は大蔵大根と似た特徴を持っています。
大蔵大根と合わせてご覧ください。
この秋づまりは大蔵大根の原種で、東京都で栽培されていました。
その後、改良品種として大蔵という品種で販売されています。
秋づまりという名前の由来は、
形が円筒形をしていて、根の先端部分まで丸く肥大して
詰まっていることから、秋づまり、という名前になりました。
根の部分が全体的に真っ直ぐで、綺麗な円筒形になります。
また、一般的な青首ダイコンよりもやや長いのも特徴です。
秋づまりなど、詰まって肥大するダイコンをつまり系ダイコンと呼びますが、
この秋づまりはつまり系の中でもス入りが遅いので、収穫できる時期の幅が広いです。
ダイコンといえば青首を想像しますが、
こちらは青い部分のない白いダイコンです。
形も揃い、大きさも均一になりやすく、美しいダイコンです。
肉質は柔らかく、根の部分は甘みがありますが、
根の先端に向かうにつれて辛味が強くなります。
煮崩れもしにくいので煮物に向いています。
辛味を生かしたいなら、生食で食べてもおいしいです。
また、漬物にしてもおいしいダイコンです。
大蔵大根の元になった秋づまり、ぜひ栽培してみてください。
[秋づまり]タキイ交配
■特徴
・草勢が強いので、作りやすいです。
・各種病気に強く、ス入りも比較的遅いです。
・形の揃いが良く、白色が美しいです。
・根の先端までよく肥大します。
・耐寒性はあまり強くないです。
・根の長さは48cmくらいと長く、太さは7cmくらいになり、やや細いです。
■栽培
・秋づまりは早どり品種ではないので、やや遅くに種まきするようにします。
やや遅くに種まきをすると、良いものができやすいです。
・耐寒性はあまり強くないので、年内にかけて収穫するようにしてください。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培