おろし2号
おろし2号
おろし2号は、ダイコンおろしに最適なダイコン品種で、
ダイコンおろしがメインになる料理に向いています。
種まきの幅が広く、暖地、中間地では1月~7月、
9月~翌年の1月まで栽培ができるので、1年を通してダイコンを楽しめます。
春まき栽培、秋まき栽培が可能で、
春まき、秋まきともに肥大が良く、ス入りも遅いです。
暖地、中間地ではトンネルを使って栽培すれば1月~4月にかけて栽培ができ、
冷涼地では4月から栽培ができます。
早い時期の栽培はトンネル、マルチを使って栽培しますが、
暖かくなってくる5月頃の種まきでは、被覆資材などを使わずに栽培ができます。
秋まきの場合は、温度が高いうちから種まきをするので、
寒くなる前にある程度生育するため、被覆資材を使わずに栽培ができます。
生育は肥大性に優れ、萎黄病に耐病性を持っています。
根長は38cm、太さは8cmくらいになり、形、大きさの揃いは良いです。
ダイコンの肉質は良質で、首の部分は淡い緑色になります。
内部まで緑色になりにくく、おろしにすると真っ白で美しいです。
ダイコンおろし向きの品種ということもあり、
適度な甘みと辛みとダイコンの風味がとても良く、みずみずしいです。
甘みと辛みのバランスが特に良いため食味も良く、
ダイコンおろしをメインに使うみぞれ鍋などに向いています。
おろしにした時の風味が良いことから、薬味用としても向いています。
[おろし2号]
■特徴
・ダイコンおろしに最適な品種です。
・種まきの幅が広く、中間地、暖地では1年を通りして栽培ができます。
・萎黄病に強く、肥大性に優れています。
・根長38cm、根径は8cm前後に揃います。
・春まきでもよく太り、ス入りも遅いです。
・首部は淡い緑色で、内部は純白色です。
・風味、食味が良く、辛みと甘みのバランスが特に良いです。
・ダイコンおろしをメインとするみぞれ鍋に最適です。
■栽培
・暖地、中間地で1月から栽培する場合、マルチを使って栽培し、
種まきから収穫前まではトンネルを被せます。
・被覆資材、マルチを使わずに栽培する場合、暖地、中間地で4月の種まき、
冷涼地で7月~8月に種まきをします。
また、暖地、中間地で9月に種まきをする秋まきの作型の場合も、
被覆資材、マルチを使わずに栽培することができます。