ダイコン 太くならない理由は?
ダイコン(大根)を張りきって育てていたのに、
いざ抜いてみると意外と小さくてがっかすることがあります
ダイコンが太くならないのには理由があります。
栽培のポイントを押さえていると、
必ず太くおいしいダイコンができるはずです。
[ダイコン 太くならない理由は?]
■ダイコン 太くならない理由は?
1.耕し方が足りない
ダイコンの栽培で最も大切なのは、畑を十分に耕すことです。
標準的な品種では、30㎝位深く耕す必要があります。
育てるダイコンが大きな品種であればあるほど、
土を深くていねいに耕す必要があります。
耕すと同時に、石や土の塊を取り除き、
できればふるいにかけて土をふかふかの状態にします。
プランターの土を使いまわしているのであれば、
やはりふるいにかけてから使いましょう。
ダイコンが容易に伸びて行ける環境をつくってあげましょう。
2.日照不足
ダイコンは日当たりのよい場所を好みます。
日当たりがよくないと、葉の生長が悪くなります。
秋まきダイコンでは特に、
冬になる前にしっかりと葉を生長させておく必要があります。
種を播く前に、畑の日当たりの具合や、
プランターの置き場所を点検しておきましょう。
畑の元肥の量の例
3.肥料が足りない
ダイコンは元肥と追肥が必要です。
肥料は特に、葉が生長していく時期に必要になります。
元肥は地植えであれば1㎡あたり苦土石灰を100g、
完熟堆肥か化成肥料を150g施します。
プランターであれば、用土10リットルあたり苦土石灰を10g、
完熟堆肥か化成肥料を15g混ぜておきます。
追肥は間引きの度に行います。
地植えで1㎡あたり50~60g、
プランターであれば10リットルあたり5~6g株間に施します。
袋栽培の間引き前のダイコンです
4.株間が狭い
ダイコンの株間が狭いと、ダイコンは大きくなろうとしても、
隣のダイコンとぶつかり合って育っていけなくなってしまいます。
標準型のダイコンで、株間は30㎝は必要です。
品種によって必要な株間は変わっていきます。
種袋に書かれている株間を参考に、
種まきや間引きを行っていきましょう。
葉が横に広がってきたら収穫適期です
5.収穫が早い
ダイコンは生育期間が長く、収穫が待ちどうしくなってしまいます。
土からダイコンがのぞいたら、早く収穫したくなります。
ダイコンは生長期間の終盤に根が肥大していきます。
ダイコンが土から顔を出してすぐはまだ収穫するには早いでしょう。
ダイコンの葉が横に広がってきたら、根の肥大が終わった合図です。
大きく育ったダイコンを収穫しましょう。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培