だるま大根

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だるま大根

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だるま大根

 

 

だるま大根は、中原採種場(株)が作った、ダイコン品種です。
だるま大根という名の通り、だるまのような特徴的な形をしています。

 

一般的にダイコンといえば、すらりと長く伸びた根というイメージですが、
だるま大根はまず根が短くしかもお尻の部分が極端に肥ります。

そのため、お尻の部分よりも肩の方が細く、独特の形となっています。

 

お尻の肥り方は個体差があり、栽培環境や生育状況により、太さが変わります。
けれど、肩部分の根の直径は4cm~5cmくらいにそろいやすく、
根の長さも7cm~10cmほどにそろいます。

 

ダイコンは、おでんやぶりダイコンなどの煮物にしても、
味がしみてみずみずしく、とてもおいしいです。

 

また、サラダやスティック野菜、漬物など生食もできます。
けれど、だるま大根はダイコンおろしにするのが、一番合っている品種です。

 

というのも、肉質が硬めで、どちらかというと水分が少なく、
ダイコンのみずみずしさがあまり感じられないのです。

 

ところが、この水分が少ない肉質が、ダイコンおろしにすると絶品なのです。
水分が出すぎてびしょびしょになることがなく、
おろしてもしっかりとした食感があり、とてもおいしいです。

 

また、ダイコンおろしにすると、ピリッとした辛みが出て、薬味にも最適です。

 

 

 

 

ダイコンは根だけでなく、葉も食べられます。
だるま大根はミニダイコンの品種ながら、立派に育ちます。
収穫してすぐであれば、葉も柔らかく、食用に向きます。

 

だるま大根は根の部分を漬物にしてもおいしいので、
根の部分と一緒に、葉も一夜漬けなどにすると、とてもおいしくいただけます

 

根が短い分、栽培が容易なのも嬉しいところです。
根が長いダイコンは、容器栽培だと深さが問題になりますが、
だるま大根は長さが短いので、プランターなどの容器栽培も可能です。

 

栽培期間も、一般的なダイコンに比べてやや短く、
種まきから55日程度で収穫できます。
生育温度も幅が広く、春から秋までいつでも播種できるのも魅力的です。

丈夫で育てやすい品種ですが、収穫適期になったら長く畑に置かず、
できるだけ早くに収穫するのがお勧めです。
早めに収穫することで、食味が維持でき、おいしい状態で消費できます。

 

 

 

 

[だるま大根]中原採種場(株)

 

 

■特徴

 

・根の長さが7cm~10cm、肩部分の直径は7cmくらいになるミニダイコン品種です。
・肩部分は直径7cmですが、尻部分が肥大するので、特徴的な形をしています。
・肩部分だけ、わずかに緑色になり、その他は白色です。
・肉質は硬めで水分が少なく、でんぷん質が多いのが特徴です。
・煮炊きよりも生食に合う品種です。
・おろしにしても水分が少ないので水っぽくならず、辛みが引き立って薬味にも最適です。
・葉は柔らかく、根の部分とともに一夜漬けなどの漬物にすると、とてもおいしいです。
・根が短いので、地植えだけでなくプランターや鉢などを使った容器栽培も可能です。
・春から秋まで栽培が可能で、寒地なら2月~9月、中間地~暖地なら4月~9月まで
播種可能です。
・ハウスやトンネルを使った栽培なら、11月や1月の寒い時期の播種も可能です。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・根が短い品種ですが、尻部分が肥大するので、生育に邪魔にならないよう、土作りの
段階で、石や土の塊などは取り除いておきます。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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ダイコンの品種

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