健白
健白
2009年にタキイ種苗から発売された建白を紹介します。
建白は秋~冬どりダイコンですが、春まきにも適しています。
収穫の幅が広く、収穫したい時期に応じて栽培することができます。
春まきで育てる場合、中間地、暖地ではトンネルとマルチを使って栽培します。
3月上旬から種まきをし、トンネルをかけます。
4月に入ったらトンネルを外し、収穫が5月中旬~下旬頃になります。
マルチだけでも栽培はできますが、種まきをやや遅めにし、3月下旬頃に行います。
収穫は5月下旬頃となります。
冷涼地では4月中旬~下旬頃に種まきをし、
マルチを使って栽培すれば、6月下旬頃には収穫ができます。
マルチを使わない場合には、5月下旬に種まきをすれば収穫は7月下旬頃です。
秋~冬どりの場合は9月から種まきを始めると、11月頃に収穫ができます。
このように、春、夏にも収穫ができ、高温期でも変色が少なく、
栽培の幅が広いのが特徴です。
白色が美しい白首ダイコンですが、作型や株間、条間など密度によっては、
土からせりあがった部分は薄く緑色になることがあります。
[健白]タキイ交配
■特徴
・秋冬どりの他、高温期でも変色が少ないので初夏~夏どり栽培も可能です。
・白首ダイコンで、白色が美しいです。
・色を生かして生食のほか、煮物にしも向いています。
・肥大性が良く、収量が上がりやすいです。
・草勢は大人しく、肥料が多くても肥大不足にならないので育てやすいです。
■栽培
・春、夏専用品種ではないので、早まきを避けて適期に種まきをするようにします。
・早太りの性質があるので、ス入りを防ぐために、適期に収穫するようにしてください。
・元肥を主体に肥料は生育に応じて追肥をするようにし、肥料切れには気をつけます。
・過度な乾燥、過湿により、茶色の横縞が出る場合がありますので、
排水性、保水性の良い土作りをしてください。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期