味秋彩大根
味秋彩大根
味秋彩(あじしゅうさい)大根は、
味秋彩青首大根という名前でも販売されている、短形ダイコンの品種です。
一般的に見かけるダイコンとは、少し異なる姿をした味秋彩大根とは、
どのような特徴を持ったダイコンなのでしょうか。
[味秋彩大根]
味秋彩大根は、一般的なダイコンに比べて、根の長さが短く太いのが特徴です。
一般的なダイコンが40cm~50cmほどなのに対し、
味秋彩大根は20cm~40cmほどしかありません。
その代わり、直径が普通のダイコンよりも太く、8cm~15cmくらいになります。
短く太いので、全体的にずんぐりむっくりとした形状をしていて、
ころりと可愛い雰囲気もあります。
実際に手に持ってみると、見た目よりもずっしりとした重みを感じます。
外見以上に重みを感じるのは、水分が多く肉質が緻密で締まっているためです。
なますにも美味しいです
きめ細かな歯ざわりを持っているため、生食でもおいしく食べられます。
サラダや漬物、ピクルスなどにお勧めです。
けれど、最も真価を発揮するのは、煮物にした時です。
肉質がしっかりとしているのに、煮あがりが早く、かつ煮汁がよく染み込みます。
食べた時にじゅわっとあふれ出る水分も、たまりません。
長時間煮込んでも煮崩れしにくいので、おでんなど煮込み料理にぴったりです。
煮込んでも崩れず、汁を吸っておいしく仕上がります
味秋彩大根は、短形で育てやすいのも魅力的です。
作型は秋まきがお勧めで、播種から60日~65日で収穫できます。
根が短いので、土を深くまで耕す必要がなく、
ダイコン栽培初心者でも、管理がしやすく家庭菜園にも向いています。
また、根の長さが短く、収穫近くなると地上に浮き出て青首となるため、
プランターなどの深さが限られている容器栽培でも育てられます。
深型プランターを選べば、問題なく立派に育てられます。
ス入りが遅く、おいしい状態で収穫して消費でき、冬の間も長く楽しめます。
上手に管理してそだてれば、1本で5kgにもなることがあるので、
根が短くてもたくさん食べることができます。
■特徴
・20cm~40cmほどの長さの短形ダイコンの品種です。
・直径は8cm~15cmで、全体がずんぐりとした形をしています。
・持った時にずっしりとした重みを感じ、育て方しだいで5kgにもなります。
・表皮は白くつやがあり、地上から出た部分はキレイな緑色に染まります。
・肉質は緻密できめ細かく、水分をたっぷりと含んでいます。
・サラダや漬物、ピクルス、ダイコンおろしなど、生食もおいしく食べられます。
・おでんなどの煮物で、本領を発揮します。
・煮あがりが早く煮崩れしにくく、かつ味の染み込みも良いダイコンです。
・根が短いので深く耕す必要がなく、深型プランターでの栽培も可能です。
・一般的なダイコンに比べて根が浅いので、女性でも楽に収穫できます。
・秋まき栽培に最適の品種で、ス入りが遅いのでゆっくり消費できます。
・60日~65日ほどで収穫適期となります。
■栽培
・基本の育て方は、一般的なダイコンと同じです。
・立性ぎみに育ちますが、大きく太く育てたい場合は、株間を広めにとるのがお勧めです。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?