秋の砦

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秋の砦

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秋の砦

 

 

秋の砦(あきのとりで)は、ナント種苗株式会社が改良して販売している、ダイコンの品種です。
白く美しい肌を持つ秋の砦の特徴や、栽培のコツをまとめました。

 

秋の砦は、根の長さが37cm~40cmほど、太さが7.5cmほど、
重さにして1.5kg~1.8kgと、一般的なダイコンの標準くらいのサイズです。

 

青首系の品種のため、肩部分が淡い緑色になり、それより下は純白となります。

青首系の品種は、どれも肩部分が緑色になりますが、
皮を剥いた内側も緑に染まっていることがあります。

 

秋の砦の場合は、外から見た色も薄い分、皮を剥くと内側の緑も非常に薄いです。

 

葉は濃緑で立性、小葉タイプなので、
栽培時にスペースを必要以上とらずに済みます。

 

また、地上部が大きくなることによって起こる、倒伏が少なく、
曲がりなどの症状も出にくいのが特徴です。

 

秋の砦は、特に肌の美しさが目立つ品種です。
色が美しいことはもちろん、表皮はなめらかで、傷や荒れなどが出にくいです。

 

乾燥や高温などによって出やすくなる、横縞症やわっか症の発生も少なく、
秀品率がとても高いです。

 

さらに、耐暑性があるので、赤芯症や黒芯症といった症状も出にくく、
生理障害に強い性質もあります。

 

ス入りも遅いので、表面だけでなく、
切った時の肉質の劣化も少ないというのも、嬉しいポイントです。

 

食味も良好で、生食から煮炊きものまで、幅広い料理に利用できます。

 

萎黄病と軟腐病に耐病性を持っており、
草勢もやや強めで肥大が早くから始まるので、育てやすいです。

 

もともとはプロ用品種ですが、種は一般流通しているので、
家庭菜園の栽培も可能です。

 

秋まき栽培に適した品種のため、中間地では8月中旬~9月中旬が播種の適期です。

 

中間地より暖かい暖地では、8月下旬~9月下旬が播きどきとなり、
中間地よりも寒い寒地では、7月~8月中旬が種まきの適期となります。

 

葉はもともと小葉ですが、初期生育が進みやすいので、
元肥をやや控えめにしておくのがお勧めです。

 

栽培期間を通してやや多肥気味でも、
葉の繁茂や曲がりは発生しにくい性質がありますが、チッソ過多には注意します。

 

 

[秋の砦]ナント種苗株式会社

 

 

■特徴

 

・耐暑性があって夏~晩夏の播種に適したダイコン品種です。
・根の長さは37cm~40cm、太さは直径7.5cm、
重さは1.5kg~1.8kgほどになります。
・青首系品種なので肩部分が淡い緑色になります。
・他の青首系品種に比べて肩部分の緑色が薄く、
皮を剥いた内側にも緑が残りにくいです。
・食味は良好で、生食から煮炊きものまで、幅広く利用できます。
・葉は小葉で立性なので広い栽培スペースが必要なく、
葉の倒伏や根の曲がり症状が出にくいです。
・表皮が非常になめらかで傷や荒れが出にくく、横縞症やわっか症の発生が少ないです。
・ス入りが遅く、赤芯症や黒芯症といった生理障害も出にくく、秀品率が非常に高いです。・萎黄病と軟腐病に耐病性を持っています。
・寒地では7月~8月中旬、中間地では8月中旬~9月中旬、
暖地では8月下旬~9月下旬が播種の適期となります。
・草勢が強めで肥大が早めに始まり、尻づまりも良いです。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・草勢が強めで初期生育が進みすぎることがあるので、元肥は控えめに与えます。
・地上部の繁茂や曲がりが出にくい品種ですが、極端な多肥に注意し、
特にチッソ過多は避けます。
・耐病性は持っていますが、最低限の病害虫防除は必要です。

 

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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タグ :

ダイコンの品種

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