輝八洲
輝八洲
輝八洲（きはっしゅう）は漬物、生漬に最適なダイコンで、
耐病性に優れる秋まき品種です。
タキイ種苗株式会社の品種で、生漬専用品種として紹介されています。
輝八洲の特徴と栽培のコツをご紹介します。
輝八洲は耐病性に優れ、特に萎黄病に強いです。
萎黄病は土の中の病原菌によって起きる伝染病で、
春から秋にかけて発生しやすいです。
耐病性がありますが、無理に早まきをしてしまうと、
病害のリスクが上がるので、適期に種まきをします。
冷涼地で7月下旬から8月中旬、
中間地、暖地で8月下旬から9月中旬くらいの種まきが適期です。
種まき、収穫ともに適期に行えば、
病害のリスクが減り、育てやすい品種の一つです。
特性は、葉がコンパクトで葉が大きく育つことが少なく、
根部の肥大性が良いです。
早太り性を持つので、肥大が早いです。
根部は曲がり根の発生が少なくまっすぐに育ち、
大きさは根長45cm、根径6cm程度と、長くなります。
太さは一般的なダイコンに比べ細いです。
漬物に最適な輝八洲
肉質は緻密で、首元から尻部まで白い肌をしています。
また、首部分から尻部分まで品質に差がないため、
どの部分を食べても美味しく食べられます。
漬物に最適で、生漬にすると、変色も少なく、味も良いです。
[輝八洲]
■特徴
・生漬、漬物に最適な専用品種です。
・長さ45cm、太さが6cm程度になり、比較的長く育つ品種です。
・耐病性に優れ、萎黄病に強いです。
・葉が大きく育つ葉勝ちになりにくいです。
・根部の肥大は早く、肥大性も良いです。
・形は真っすぐに揃い、曲がり根の発生が少ないです。
・肉質は緻密で、食感は歯切れが良いです。
・加工しても変色が少ないので、生漬に向いています。
■栽培
・早まきは避け、適期に種まきをします。
・元肥を主体にし、追肥は最後の間引き後に行います、追肥の量は基準通りに与えます。
・過湿で品質が落ちることがあるので、排水性の良い土作りをする。
・土作りの時に有機物を入れることによって保水性、排水性のバランスを取ると良質なダイコンが収穫できます。
・種まきから60日後が収穫の適期です。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は？
