辛丸大根
辛丸大根
辛丸大根は、サカタのタネが販売している、辛みダイコンの品種です。
辛みダイコンの多くは、根が短い形をしています。
辛丸大根も例にもれず、根が短いです。
根の直径、長さともに10ｃｍ前後になり、先端の細りもほとんど見られないため、
まるでカブのような丸い形をしているのが、辛丸大根の特徴です。
葉はスラリと伸びる立性で、株全体がコンパクトに育ちます。
そのため、密植栽培が可能となっています。
地植えはもちろん、プランターや鉢を使った容器栽培も可能です。
容器栽培でダイコンを育てる時、根の長さが容器の深さにひっかかることがありますが、
辛丸大根は根の長さが一般的なダイコンよりもかなり短いです。
市販されているプランターの中でも、深型のものを選べば、十分に栽培できます。
辛丸大根は秋まきに適した品種で、中間地～暖地なら9月、寒地なら7月中旬～8月中旬が
播種適期になります。
種まきから収穫までかかる期間は、60日くらいが目安となります。
辛みダイコンといえば、煮物などに向く一般的なダイコン品種に比べ、辛みが強いという
特徴があります。
その中でも、辛丸大根は特に辛みが強い品種です。
肉質は硬めで、ダイコンおろしにしてもあまり水分が出ません。
皮にも辛み成分が含まれているので、皮ごとすりおろすことによって、さらに辛みが
引き立ちます。
そばや刺身の薬味としてもおいしいですし、鍋などのつけダレに加えれば、爽やかな
辛みがプラスされておいしくなります。
辛みの後には、ダイコンが持つ爽やかな風味や優しい甘さがやってくるので、一口、
また一口と箸が進みます。
［辛丸大根］サカタのタネ
■特徴
・根の長さ、直径ともに10ｃｍ前後になる辛みダイコンの品種です。
・カブや丸ダイコンのように丸い形をしています。
・形が丸いので可愛らしいですが、しっかりとした強い辛みがあります。
・肩から尻まで全体が純白で、肉色も真っ白です。
・肉質は硬く締まっていて、ダイコンおろしにしても水分が出にくいです。
・皮ごとすりおろすことで、さらに辛みが強くなります。
・葉もコンパクトで場所をとらないので、密植栽培が可能です。
・地植え、プランターなどの容器栽培どちらでも栽培できます。
・容器栽培にも適しているので、家庭菜園にも向きます。
・秋まきに向いた品種です。
・中間地～暖地は9月、寒地なら7月中旬～8月中旬が播種適期となります。
・播種から収穫までは、60日が目安となります。
■栽培
・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・根は短いですが、形が崩れると料理に使いにくくなるので、生育の邪魔になる石や
土の塊などは、土作りの段階で取り除いておきます。
・密植可能の品種ですが、あまりにも株間が狭いと風通しが悪くなるので、20ｃｍ～
30ｃｍを目安に種まきをします。
・病害虫による被害を抑えるため、最低限の防除は行います。
・特に密植栽培では、風通しが悪くなりやすいので、防虫ネットの設置や薬剤の
散布などで防除します。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は？
