ダイコン栽培 追肥

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ダイコン栽培 追肥

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袋栽培のダイコン、太ってくれて美味しかったです!

 

 

ダイコンは色が白いためか、それほど肥料が必要ないと思われがちですが、
1本の根をあれだけ太く育てるのですから、適度な肥料は必要となります。

 

ただ、肥料食いと言われることもあるものの、
それほど多肥にしなくても良い野菜でもあります。

 

要は肥料切れしないようにすることが大切なのです。

葉を育てる時期、根を肥らせる時期に肥料が切れていると良く育たなくなります。

 

肥料切れさせないよう、上手に育てるための、
追肥のタイミングや方法、肥料の量をまとめました。

 

 

[ダイコン栽培 追肥]

 

 

*元肥と追肥については、ダイコンの肥料もご参照ください。

 

■地植えの場合

 

地植えでダイコンを育てる場合、土質によって保肥力が違ってきます。
砂地だと水分も肥料成分も流れやすいため、肥料切れが起きやすくなります。

 

田土のような粘土質の土だと、保水力が高く、肥料成分も留まりやすいです。
まず基本通りの追肥を行いますが、生長の具合を見ながら調節していきます。

 

生育途中の葉色が濃いなら、肥料が多い可能性が高いです。
反対に、葉色が薄かったり生育が遅い場合は、肥料が足りていない場合が多いです。

 

基本の追肥時期を覚えておき、
肥料が多いと感じた時は、追肥する時の肥料の量を減らします。

 

また、肥料が足りないと感じた時は、追肥する時の肥料を増やすか、
葉色が薄いと感じた時に、即効性のある液体肥料を与えて様子を見るのが良いです。

 

・1回目の追肥
1回目の追肥は、本葉が2枚~3枚くらいの頃に行います。
この頃、ちょうど間引きをする時期でもあるので、
間引きの作業と一緒に行うのが良いでしょう。

 

間引きといっても、まだ1株に絞らず、2株~3株残すことが多いので、
残った株の周りを囲むように肥料をまき、土と混ぜます。

 

この肥料と混ぜた土を、残した芽の株元に寄せておく(土寄せ)と、
風によって芽が倒れるのを防ぐことができます。
1か所につき、3g~5gほどの肥料を与えます。

 

・2回目の追肥
2回目の追肥は、本葉が5枚~6枚になる頃です。
この時もまた、間引きをする時期です。

 

この時の間引きでは、ようやく1本に絞ります。
今後は1本で育っていくので、1株ずつ回りに肥料をまかず、
畝に沿って肥料を与えるようにします。

 

畝の片側にクワなどを使って溝を作り、肥料を溝にまいてから土をかぶせます。
肥料の量は、1㎡あたり50g~60gが目安となります。

 

・3回目の追肥
3回目の追肥は、栽培している時期や品種により、不要になることもあります。
追肥のタイミングとしては、根が肥り始める頃なのですが、
根があまり伸びない品種の場合、2回目の追肥直後から根が肥り始めることがあります。

 

ミニダイコンなど栽培期間の短い品種の場合、
2回目の追肥で事足りることも多いので、様子を見ながら与えるのがコツです。

 

3回目の追肥は、2回目と反対側の畝の片側に溝を作り、肥料をまき土をかぶせます。
肥料の量や与え方は、2回目と同じです。

 

 

容器栽培でも深さが30㎝くらいある袋栽培なら大きなダイコンが収穫できます

 

 

■容器栽培の場合

 

プランターや鉢、袋などを使った容器栽培の場合、
市販の培養土を使っているのであれば、
保水力や保肥力が極端に偏るということはありません。

 

基本に沿って追肥を行います。
ただ、地植えと違うのは、土自体の保肥力には差がなくても、
水と一緒に肥料成分が流れ出てしまいやすいという点です。

 

ダイコンを栽培する容器の底には、必ず水抜きのための穴が存在します。
水を与える時、この水抜きの穴から水が流れ出るまでたっぷりと与えますが、
この時に、土に含まれている肥料成分も、一緒に出ていってしまうのです。

 

そのため、地植えと同じタイミング、同じ量の追肥を行っていても、
途中で肥料が足りなくなることがあります。

 

その場合は、即効性のある液体肥料を与え、様子を見ながら調整します。

 

・1回目の追肥
1回目の追肥は、本葉が2枚~3枚になった頃です。
地植えと同じように、間引きと同じタイミングで追肥を行います。
1株につき3g~5gを目安に肥料を与え、土と軽く混ぜてから土寄せをします。

 

・2回目の追肥
2回目の追肥も、地植えと同じです。
本葉が5枚~6枚の頃、間引きと一緒に追肥を行います。

 

肥料の量は1回目の追肥と同じです。
容器栽培の場合、容器の縁に沿って肥料を与え、土と混ぜて土寄せをします。

 

・3回目の追肥
3回目の追肥も、地植えと同じように与えます。
ただし、2回目の追肥の後、10日以上間があいてしまう場合は、
根の肥りと関係なく、2回目の追肥の10日後に追肥を行います。

 

容器栽培は肥料成分の流亡が地植えよりも激しいので、
追肥の間隔を長くすると、肥料切れの原因となります。

 

3回目の追肥の後、収穫までに時間がかかりそうな場合は、
10日ごとに同じ要領で追肥を行うか、
1週間ごとに液体肥料を与えて様子を見るようにします。

 

 

ダイコン専用肥料も便利です

 

 

■追肥のコツ

 

追肥は一度に多量を与えるよりも、コンスタントに追肥をして、
常に肥効が出るようにした方が、根の肥りも断然良くなります。

 

また、与える追肥は窒素が極端に多いものは避けるようにします。
窒素が多い肥料を与えると、地上部の葉ばかりが育ち、
肝心の根があまり肥らなまま収穫を迎えることになります。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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