大根 種まき コツ

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大根 種まき コツ

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ダイコン、種まきにもコツがあります!

 

 

ダイコンは種から育てるのが基本の野菜です。
移植を嫌うので、苗の販売はほぼありません。

 

移植を嫌うダイコンは、栽培初心者でも種から育てるのがセオリーです。
ダイコンの種まきをする時には、何かコツがあるのでしょうか。

 

 

[大根 種まき コツ]

 

 

■ダイコンの種の播き方

 

ダイコンの種まきには、大きく分けて2つの種類があります。
1つは点まき、もう1つが筋まきです。

 

まずは、それぞれどのような播き方なのかを確認しましょう。

 

 

点まきの発芽

 

 

・点まき
株間をあけて、1か所ごとに数粒の種をまく方法です。
適切な株間は品種によって異なりますが、20cm~30cmくらいが標準的です。

 

缶詰の缶の底を使って土を1cmほど凹ませます。
そこに3粒~5粒の種を等間隔に置いて、土をかぶせます。

 

あらかじめ株間をあけて播いているので、間引きの手間が比較的少なくて済みます。

 

 

筋まきの発芽

 

 

・筋まき
筋まきは、文字通り土に筋をつけ、そこに種を並べます。
筋の深さは点まきと同じで1cmほどです。

 

支柱や割り箸など、ある程度の強度がある棒状のものを使って筋を作ると、
キレイな1本の筋が作りやすいのでお勧めです。

 

種はバラバラと播くのではなく、5mm~1cm間隔に置いておくようにします。

 

点まきよりも間引きの手間がかかりますが、
発芽直後には隣の芽と競合してよく生長する特徴があります。

 

 

■大根 種まき コツ

 

ダイコンの種を何気なく播いて育ててみても、意外とうまくいかないことがあります。
もしかすると、種まきの時に何かが足りていないのかもしれません。

 

きちんと発芽させ、発芽した後もしっかりと育たせるためには、
いくつかのコツが必要となります。

 

・深さに注意
ダイコンに限らず、植物の種を播く時には、植物に合った深さに播くことが大切です。
ダイコンの種を播く時の深さは、だいたい1cmくらいです。

点播きにする場合も筋播きにする場合も、作る深さは1cmにとどめます。

 

ついつい深く凹みを作ってしまうこともありますが、
種の上にかぶせる土の厚さは1cmにしておきます。
あまり深く種を播くと、発芽できずに土の中で腐ってしまいます。

 

かといって浅くしすぎると、水やりの時に種が流れてしまうことがあるので、
注意が必要です。

 

・しっかり鎮圧する
土の深さと同じくらい重要なのが、鎮圧です。
種を播いて土をかぶせた後、しっかりと鎮圧しておきます。

 

鎮圧とは、土に圧をかけて固めることで、種と土を密着させることができます。

 

種と土の間に隙間ができた状態だと、
土が含んだ水分が種に回らず、発芽しにくくなります。

 

また、根が土に入りにくくなるため、芽が地上に出た時に不安定になり、
水圧や風などで倒れやすくなります。

 

土をかぶせた後、足で踏むこともありますが、
どれくらいの力で踏んで良いか不安な場合は、手で土に圧をかけて押さえるようにします。

 

・ネットをかける
ダイコンはアブラナ科の野菜です。
アブラナ科はあらゆる害虫に狙われやすい植物です。

 

ダイコンは種まきをした後、だいたい数日で発芽します。
その時に何もバリアがない状態だと、周りに潜んでいる害虫に、
出たばかりの双葉をかじられ、丸裸にされてしまいます。

 

発芽した時に害虫に狙われないよう、
種まきの後には必ずネットを使って害虫を防除するようにしましょう。

 

防虫ネットが一般的ですが、寒冷紗でも構いません。
寒冷紗の方が囲った内側が暗くなりますが、そのおかげで土が乾きにくくなり、
発芽しやすくなります。

 

ただ、防虫ネットに比べると陰が濃くなるので、
そのままにしておくと日照不足になることがあります。

 

そのため、発芽後は防虫ネットへの張替えが必要となります。
張替えが面倒な場合は、やはり最初から防虫ネットをかけておきましょう。

 

防虫ネットにも色々と種類があり、種類によって網目の大きさが異なります。
あまり大きな網目のものを選ぶと、虫が入りやすいので意味がありません。

 

0.6mmくらいの小さい網目なら、様々な害虫の侵入を防げます。
アブラナ科はアブラムシもつきやすいので、銀糸の入った防虫ネットがお勧めです。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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