ダイコン 種まき 9月

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ダイコン 種まき 9月

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良い時期に種をまくと……、

 

 


袋栽培でも立派なダイコンに育ちます

 

 

ダイコンの種まきは春と秋が基本です。
秋冬野菜としてもダイコンはとても人気がありますが、
秋の種まき時期には何かポイントがあるのでしょうか。

 

 

[ダイコン 種まき 9月]

 

 

■ダイコンの種まきは9月で良い?

 

秋冬にダイコンを育てる場合、種まき時期は9月となっている場合がありますが、
本当に9月で大丈夫なのでしょうか。

 

というのも、日本は細長い国なので、地域によって気候が違います。
北海道と沖縄を比べてみれば一目瞭然です。

 

冬に雪も降らない暖かい地域もあれば、冬は雪で外出が難しくなる地域もあります。
地域によって気候が微妙に異なるので、作物を育てる時には注意が必要です。

 

特に秋冬野菜は、気温の低下によって生長が止まる時期が必ずやってきます。
決められた種まきの時期よりも遅く種まきを行うと、
どうしても気温の低下と生長スピードがかみ合わず、
あまり育たないうちに生長が止まることがあります。

 

秋冬野菜に代表されるハクサイでは、種まきや苗の定植時期が遅れると、
生長が間に合わず結球しないという症状が出やすくなります。

 

ダイコンの場合、結球するしないは関係ありませんが、
肝心の可食部である根の部分の生長が間に合わず、
細くてひょろひょろのダイコンばかりが育ちます。

 

秋冬ダイコンの種まき時期としては、9月といわれることがありますが、
これはおそらく中間地を基準にした時期です。

 

日本は大きくわけて、寒冷地・中間地・温暖地という3つの地域があります。
中間地は標準的な気候で、寒冷地はそれよりも寒く雪が多い地域、
温暖地は温かい地域ということになります。

 

寒冷地は夏が短く、気温が下がるのが早いので、種まきの時期は早くなります。
だいたい8月下旬頃までには種まきを終えているようにしないと、
立派なダイコンを収穫することができません。

 

中間地の場合でも、8月下旬~9月中旬頃までが、
ダイコンの種まきの適期とされています。
温暖地はそれよりさらに遅く、9月いっぱいが適期となります。

 

 

地植えでは、こんなに大きなダイコンが栽培できました

 

 

■ダイコンの種を播く時の注意点

 

ダイコンを育てる時の注意点は、春と秋どちらも共通しています。
種を播いたダイコンをきちんと発芽させ、健全に育てるために、
注意点を覚えておきましょう。

 

・種まきの時期に注意
秋にダイコンの種まきをする場合、遅れると生長が間に合わなくなるので、
適期のうちに播くようにします。

 

では春の場合は自由にして良いかというと、そうではありません。
春は春で、早くに種を播いてしまうと、芽が低温に当たることにより、
花芽が分化されます。

 

花芽ができたダイコンは、根に栄養がいかず花を咲かせてしまうので、
良い大根が収穫できません。

 

秋に種を播く場合も、あまり早く種を播いてしまうと、
高温すぎて土の中で種が傷むことがあります。

 

また、なんとか発芽したとしても、土の乾燥がひどく、
すぐに水切れのようになって枯れてしまうことがあります。
春も秋も、種まきの時期からは大きくずれないように注意しましょう。

 

・土の乾燥に注意
ダイコンは比較的発芽しやすい野菜です。
アブラナ科の植物に共通していることですが、
発芽率が高く、しかも種まきから発芽までの日数が短いです。

 

すぐに芽が出るので嬉しくなりますが、発芽後の水切れには注意してください。
ダイコンの種は水に反応してすぐに発芽しますが、発芽したくらいの日数では、
根はまだあまり伸びていません。

 

つまり、地表のすぐ近くにしか根がない状態なのです。
日中に気温の高い日が続くと、地表はすぐに乾いてしまいます。

 

そのため、ダイコンの芽はすぐに水切れとなって萎れてしまいます。
発芽したばかりの小さな芽はとても弱く、一度水切れの状態になると、
すぐに水を与えても復活せず枯れてしまうことも多いです。

 

特に秋に種を播く場合は、残暑で日中に気温が上がる日も多いです。
土の乾燥に注意し、水を適宜与えるようにしましょう。

 

・害虫に注意
ダイコンの芽は害虫にとても狙われやすいです。
種を播いたら、必ず防虫ネットをかけて、害虫が寄らないようにしておきましょう。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培



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