ダイコン 枯れる

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ダイコン 枯れる

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ダイコンを大切に育てていたのに、突然枯れてしまったり、
少しずつ調子を崩して枯れ込むととても残念です

 

 

基本に忠実に育てていたはずでも、枯れてしまうのには理由があります。

原因をきちんと理解することで、次にダイコンを栽培した時、
同じ失敗をすることが少なくなるので、ぜひチェックしてください。

 

 

[ダイコン 枯れる]

 

 

■根が傷ついた

 

ダイコンは根が肥大したところを収穫し、食べる野菜です。
そのため、根はとても重要な部分です。

 

根が傷つくと、地上部の葉への水分や養分の循環ができなくなり、
枯れてしまうことがあります。

 

ダイコンが根を傷める原因を知っておきましょう。

 

1.水切れ、根腐れ
ダイコンは水はけの良い土で育てますが、乾燥に強いわけではありません。
むしろ必要な時に水が足りないと、根の肥大が悪くなったり、調子を崩します。

 

特に株がまだ小さいうちは、
水切れを起こすと元に戻らなくなることも多いので注意します。

 

反対に、土の保水力が高すぎて過湿の状態が続くと、根が腐ります。
根腐れは軽度であれば、少し調子を崩す程度で済むこともありますが、
最悪の場合は、枯れることもあるので気をつけます。

 

2.肥料過多
元肥として土に混ぜ込んでおく肥料や、
追肥として与える肥料として、粒状の肥料を使うことがあります。

 

こういった固形の肥料は、水分に肥料成分を溶けださせて効果を出すため、
肥料が根に触れていると、根がしぼんでしまいます。

 

肥料を与える時は、株から少し離したところに与えるのがポイントです。

 

 

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ネキリムシ、ちょっと掘ると、うようよいました!

 

 

3.モグラ、ネキリムシ
ネキリムシと呼ばれる、根を食害するような害虫の被害にあうと、
根が傷つけられて枯れることがあります。

 

株が小さければ小さいほど、傷をつけられた影響が大きく出ます。
また、モグラによって根が傷つく場合があります。

 

モグラはダイコンの根を食べるわけではないのですが、
穴を掘っている時、土と一緒に鋭い爪でひっかくため、傷をつけます。

 

新興住宅地の庭や、ベランダで栽培している場合は、
モグラの被害が出ることは少ないですが、
畑などで栽培する時は、モグラ対策をしておく方が無難です。

 

4.移植
基本的に、ダイコンは種直根性で種を直播きして育てる野菜です。
それはダイコンの根がとても細く、切れやすいためです。

 

成長期のダイコンは、もちろん根も太くなっていますので、
ダイコンを移植しないようにします。

 

小さな容器にばら撒きして発芽させたものを移植する場合も、
たいてい根を傷めてしまいます。

 

間引きしたダイコンの根を見るとよく分かりますが、
太いまっすぐに伸びた根から、細い根がちょろちょろと生えています。

 

この細かく生えている根は、栄養や水分を吸収するための大切な部分です。
ここを傷めると、生長に必要な水分等を吸い上げることができず、
そのまま弱って枯れてしまいます。

 

ダイコンはできるだけ種を直接播いて育てるようにしましょう。
また、間引きをする時も、残す株の根を傷つけないよう、
細心の注意を払うようにします。

 

 

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間引きは、残すダイコンに被害のないように行います

 

 

■害虫によるもの

 

ダイコンにつきやすい害虫は色々いますが、
その中でも要注意なのが、アブラムシハイマダラノメイガです。
アブラムシは繁殖力が異常に強く、最初は少なくても、あっという間に増えてしまいます。

 

数が増えれば吸われる汁の量も多くなり、ダイコンは体力を奪われて枯れてしまいます。
さらにはウィルス系の病気を媒介することもあるので、とても厄介です。

 

ハイマダラノメイガは、いわゆるシンクイムシと呼ばれている虫です。
ガの仲間ですが、幼虫がダイコンを食害します。

 

芯の葉をかじられてしまうと、枯れてしまうことがあります。
生長点をかじられたダイコンは、幼虫を駆除した後も生育することができず、弱っていきます。

 

特に株がまだ小さいうちは、芯に入り込まれると被害が大きくなるので、注意が必要です。

 

 

■病気によるもの

 

ダイコンがかかりやすい病気の中には、
モザイク病や青枯病、黒斑病など、かかると厄介なものがあります。

 

薬剤による防除ができるものとできないものがあるので、
できるだけ病気に強い品種を育てるようにします。

 

抵抗性がある品種でも、絶対に病気にかからないということではありませんが、
感染の可能性が低くなれば、その分育てやすくなるのも事実です。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培



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ダイコン栽培 Q&A

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