ダイコン 種まき 11月

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ダイコン 種まき 11月

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ダイコンを秋から育てる場合、たいていは9月~10月頃までに種まきを終えます

 

 

ただ、家庭菜園で限られたスペースで野菜栽培を楽しんでいる場合、
夏野菜の影響などで、9月~10月にスペースが空かないことも多々あります。

 

そんな時、11月頃に種が播ければ良いのにと思ったことはありませんか?
実は、ダイコンは条件をクリアできれば、11月から種まきで育てられます。

 

ダイコンの種まきを11月に行う方法をご紹介します。

 

 

[ダイコン 種まき 11月]

 

 

■11月以降の種まきが可能な地域

 

品種を選んで、冬に育つような栽培法を用いれば、大根栽培は可能です。
ただ、日本全国どこでも栽培が可能というわけではありません。

 

寒冷地のような秋~冬の時期が長く、冬の間に気温がかなり低くなる場所や、
積雪量が多い場所では、11月以降のダイコン栽培は非常に難しくなります。

 

冬栽培に向く品種の種袋を確認しても、
一般地や中間地、温暖地、暖地といったところでは作型が記載されていますが、
寒冷地には春か秋のどちらかの作型しか載っていないことも多いです。

 

品種を選び、防寒をした上でも、生育温度に達することが難しく、
日照時間が確保できない地域では、無理せず春以降に種を播いて育てた方が安心です。

 

 

■品種選びのポイント

 

11月以降にダイコンの種まきを行う場合、品種選びが重要となってきます。
ダイコン栽培の基本は、春まきと秋まきです。

 

ところが、品種改良を進めた結果、晩秋~冬に種を播いて、
早春~春にかけて収穫することが可能な品種ができたのです。
11月以降に種まきを行う時に選んだ方が良い品種の特性は2つです。

 

・晩抽性を選ぶ
秋遅くにダイコンの種を播き、収穫できるくらいになる頃には、春になります。
ダイコンは春になるとトウ立ちをして花を咲かせます。

 

花が咲いてしまったダイコンは、スが入って食味が悪くなります。
このトウ立ちを遅くするように改良してあるのが、晩抽性を持った品種です。

 

種袋に「晩抽性」や「トウ立ちが遅い」などという文言が書いてある品種は、
春になってもトウ立ちしにくいので、11月以降の種まきにはお勧めの品種です。

 

晩抽性を持った品種には「天宝」「桜の砦」「春楽」などがあります。

 

・根の長さ
ダイコンといえば、長い根が特徴的ですが、
ダイコン品種の中には、丸く育つものや短く育つものもあります。

 

短期間で収穫したい場合や、容器栽培などで深い容器を準備できない場合には、
根が短い品種を選ぶようにしましょう。
根の短い品種には「だるま大根」「ころ愛」などがあります。

 

 

 

 

■寒さ対策

 

11月以降の種まきができる品種は、寒い環境でも生育できるものが多いですが、
より生長を促すために、寒さ対策をしておくのがお勧めです。

 

・マルチを利用
地温を上げるため、マルチを利用することもありますが、
どちらかというと地面の中よりも地上部の保温につとめます。

 

1月~2月に播種する作型の場合は、マルチを利用する方法もありますが、
11月に種まきをする場合は、まだマルチを使わなくても育つ可能性が高いです。
心配な場合はマルチを利用しても良いですが、なくても充分育ちます。

 

 

・トンネルを設置
11月に種まきをしたダイコンは、
芽が出てすぐに霜が降りる環境になることがあります。

 

すでに収穫間近となっているものなら、
簡単な霜よけだけでも良いですが、これから生育させるのであれば、
しっかりと寒さを防ぐことができる環境が必要となります。

 

まだ弱々しい地上部に寒風が当たったり霜が当たったりすると、
急激に傷んで枯れてしまうこともあります。

 

ある程度育っても、厳しい寒さに当たると葉が傷み、根の生育が鈍ることがあります。
11月の種まきで育てるダイコンには、トンネルを設置してあげましょう。

 

曲がるタイプの支柱などを使い、種まきの後すぐにトンネルを設置します。
トンネルは、寒冷紗のみよりは、寒冷紗プラス透明ビニールがお勧めです。

 

透明ビニールには、換気用の穴をあけておきましょう。
容器栽培の場合も同じで、鉢やプランターに設置することができる、
トンネルセットなどを使い、大根を覆っておきましょう。

 

トンネルを設置することで、寒風が直接ダイコンの葉に当たるのを防ぎます。

 

・容器栽培は軒下でも
地植えで育てている場合は、場所を移動させることができませんが、
容器栽培なら移動が可能です。

 

寒風や霜に当てないように、日当たりの良い軒下で育てるのもお勧めです。
ただし、日照不足とならないよう注意しましょう。

 

 

 

 

■基本の育て方は同じ

 

品種選びや防寒対策の他は、秋まきのダイコンと育て方は同じです。
水切れしないように水を与え、適期になったら間引きをし、
追肥と土寄せをして育てます。

 

他の野菜では、冬はあまり生育しないため追肥は不要とするものも多いですが、
ダイコンの場合は休眠せずに生育しているので、追肥は必要になります。

 

品種によって収穫のタイミングが異なりますが、
育ったものから順次収穫し、食べることができます。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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