家庭菜園に適したオルトラン

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家庭菜園に適したオルトラン

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オルトランは、家庭園芸でもよく使われる薬剤です。

 

薬成分が植物に効率よく吸収され、その植物を吸汁・食害すると、
薬が植物に浸透しているため、害虫が駆除されます。
つまり、害虫は毒を自ら食べているという状態になるわけです。

 

家庭で菜園や園芸を楽しむ時も、
アブラムシやハダニといった害虫に悩まされることは多いです。

オルトランは、家庭でもよく使われるためか、扱っているお店も多いのが特徴です。

 

そんなオルトランですが、実はいくつか種類があります。
家庭菜園に適したオルトランはあるのでしょうか。

 

 

[家庭菜園に適したオルトラン]

 

 

■オルトランの種類

 

オルトランと聞くと、人によってはすぐにどのような薬剤か、
頭にその姿が浮かぶでしょう。

 

けれど、実はオルトランにもいくつかの種類があります。

お店によっては、複数のオルトランを扱っている場合もあるので、購入する時に迷います。

まずは、オルトランの種類を知っておきましょう。

 

・オルトラン粒剤
オルトラン粒剤には、大きく分けてオルトランDX粒剤と、
家庭園芸用GFオルトラン粒剤があります。

 

どちらも小さな粒状になっていて、植物の株元に散布することで、
水に溶けた薬剤が植物に吸収されます。

 

両者の違いは、配合されている薬剤の種類です。

 

オルトランの主成分は、アセフェートと呼ばれる成分です。

家庭園芸用GFオルトラン粒剤には、アセフェートのみが入っていますが、
オルトランDX粒剤にはアセフェートとクロチアニジンが配合されています。

 

2種類の成分が配合されている分、オルトランDX粒剤の方が協力ですが、
その分使える植物の範囲が狭いです。

 

・GFオルトランC
GFオルトランCは、粒剤とは違い、植物に直接噴霧するタイプの薬剤です。

 

配合されている薬は、オルトランの代表であるアセフェートだけでなく、
MEPとトリホリンも使われています。
MEPとトリホリンは、有名な薬剤ではスミチオンとサプロールに使われています。

 

粒剤よりさらに強力で、即効性と持続性のある薬剤です。
ただし、使える範囲はとても狭く、花木がメインです。

 

・家庭園芸用GFオルトラン水和剤
家庭園芸用GFオルトラン水和剤は、粉末状の薬剤で、水に溶かして散布します。

 

使用されている成分はアセフェートのみで、草花や花木だけでなく、
食用となる野菜や果樹など、幅広く使用できます。

 

・GFオルトラン液剤
GFオルトラン液剤は、液状になっているオルトランです。

水で薄めて使うのは、家庭園芸用GFオルトラン水和剤と同じですが、
薬剤自体が液状か粉末かの違いがあります。

 

また、GFオルトラン液剤の方が、使える植物が少ないです。

 

 

■家庭菜園に適したオルトラン

 

オルトランがどのような種類あるのかが分かったところで、
実際に家庭菜園で使うのに適しているのはどれか、
購入する時にどれを選ぶのか迷います。

 

いくつかあるオルトランの中でも、家庭用にお勧めなのが、
家庭園芸用GFオルトラン粒剤と家庭園芸用GFオルトラン水和剤です。

 

粒剤も水和剤も、家庭園芸用GFであればどちらもアセフェートのみを使っています。
そのため、複数の成分を配合しているオルトランに比べ、
幅広い植物に活用することができます。

 

そのまま使える手軽さなら粒剤、使用範囲が広いなら水和剤と、
使い方によってどちらを選ぶかを決めても良いでしょう。

 

両者とも幅広い植物に使えますが、
使える植物と使えない植物が同じではありません。

 

共通して使える植物が多い中、粒剤はダイコンやカブに使えますが、
水和剤は使えません。

 

反対にレタスには水和剤が使えますが、粒剤が使えません。

どのような薬剤にも共通していますが、
使いたい植物が何かによって、使える薬剤も変わります。

 

使用する前には、必ず使用できる植物を確認し、
使用方法や使用できるタイミング、回数を確認してから使いましょう。

 

使い方を間違えなければ問題ありませんが、無理な使い方をすれば、
植物だけでなく、人体にどのような影響が出るかが分かりません。

 

取り扱い説明書をよく読み、慎重に使用しましょう。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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タグ :

ダイコン 病害虫 生理障害

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