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あじまるみ大根

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あじまるみ大根

 

 

あじまるみ大根は、大和農園が改良して作った、ダイコンの品種です。

 

ごろりと重量感のある見た目が特徴的なあじまるみ大根ですが、
他にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

 

[あじまるみ大根]大和農園

 

 

あじまるみ大根は、一般的なダイコンに比べると、
全体的に太さがあり、その代わりに長さが短いのが特徴です。
根の部分だけ見ると、白いラグビーボールのようにも見えます。

 

根の太さの直径は12cmほどで、長さは25cmほどになり、
重さは1.5kg~2kgほどになります。
根は太いですが短めのため、意外と育てやすいのが嬉しいポイントです。

 

全体的に白色が多いですが、肩の部分が鮮やかな黄緑色になる、
青首系の品種でもあります。

 

肉色は純白、肉質は緻密でみずみずしさがありますが、
生食よりも断然煮物向きの品種です。

 

生でも食感を楽しめますが、あまり風味が強くないので、
ダイコンらしい辛味などはあまり楽しめません。

 

ところが煮物にすると、その淡泊な味わいや辛味のない風味が生かされ、
煮汁の風味をぎゅっと吸い上げます。

 

もともとみずみずしい食感にも関わらず、煮炊きした時に煮崩れしにくく、
長時間煮るおでんなどに最適です。
面取りも不要で、煮あがりも早いです。

 

根はそれほど深くまで伸びませんが、地上で育つ茎葉がやや大型になります。
やや立性の性質であることと、根がよく肥るので、
株間は一般的なダイコンよりもやや広めにとっておくと良いでしょう。

 

根の長さがやや短いので、一般的なダイコンを栽培する時ほど、
深くまで耕さなくても構いません。

 

ただ、水はけの良い状態を確保するため、やや高畝の状態にし、
畝の土には石などの塊がないようにしておきましょう。

 

 

あじまるみ大根 C)マツウラ八百屋

 

 

■特徴

 

・根の太さが直径12cm、長さが25cmほどになる太短い形をしたダイコンです。
・重さは栽培期間が65日~70日で1.5kg、90日で2kgほどになります。
・根が短い分、又根が起こりにくく育てやすいです。
・秋まき栽培に適した品種で、裂根やス入りが遅いので家庭菜園でも育てやすいです。
・ス入りは遅いですが晩抽性ではないので、春まき栽培には向きません。
・表皮の色は白色で方が鮮やかな黄緑色になる青首タイプです。
・肉色は白色、肉質は緻密でみずみずしいです。
・生食よりも煮炊きに向いた品種で、太さの割りに煮あがりがとても早く、
煮崩れもしにくいです。
・生だと味が淡泊でダイコンらしい風味に欠けますが、
煮炊きに使うと煮汁の風味をよく吸い、抜群の食味を発揮します。

 

 

■栽培

 

・地上部の葉がやや大型となり、根もよく肥るので、
株間は広めの28cm~30cmをとります。
・基本的な育て方は、一般的なダイコンと同じです。
・2kg以上の大きなサイズの収穫を狙う場合は、繊維が固くなる原因となるため、
土の過乾燥には注意しながら管理します。
・多肥の状態になると、地上部が繁茂して根が肥らないことがあるので、
肥料過多にならないよう注意します。
・草勢が強めの品種なので、肥料配分には注意します。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?

 

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ダイコンの品種