ダイコン 栽培

ダイコン栽培.com

おでん用大根

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


おでん用大根

 

 

おでん用大根は、株式会社タカヤマシードが販売している、ダイコンの品種です。

 

見た目はどこにでもある青首ダイコンのように見えますが、
実はおでん向きに作られた品種でもあります。

 

おでん用大根は、その名の通り、おでんに利用することを目的として作られた品種です。

 

見た目は一般的なダイコンとよく似ていて、根の長さは38cmほど、
太さも7cm~8cmくらいです。

 

肩部分が緑色になる、いわゆる青首系の品種で、
緑は濃くなく、明るい黄緑色です。

 

それよりも下の部分は真っ白で、皮を剥いた時の肉色も純白です。

 

表面に荒れが出にくく、つるりとしているのが特徴で、
肌がきれいで見るからにおいしそうです。

 

肉質も緻密で、おでんにして炊いた時に味がしみこみやすく、
かつ柔らかな食感を持っています。

 

食べた時は柔らかく感じるものの、煮ても崩れにくいので、
長時間煮るおでんのような料理にはもってこいの品種なのです。

 

たくさんあるダイコン品種の中には、
肩部分よりも尻部分の方が細くなりやすい品種もありますが、
おでん用大根は全体の太さが揃いやすいのも特徴です。

 

そのため、どの部分を使っても同じくらいのサイズに切りそろえやすく、
煮えあがりの時間差も出にくいです。

 

秋まき栽培が得意な品種で、特に年内収穫を目指す作型に適しています。

 

種まきの時期は地域によって異なり、寒地では7月~8月上旬、
中間地では9月上旬~9月下旬、暖地では9月中旬~9月下旬が適期になります。

 

種まきから収穫までにかかる日数は、70日~75日ほどとやや長めです。

 

年内収穫を目指すなら、収穫のタイミングから逆算して種まきしますが、
適期が他の品種よりも短めなので、適期を流さないように注意します。

 

年越ししてから収穫したい場合は、寒冷紗などの被覆素材を利用すると、
キレイな状態で収穫が可能になります。

 

ただ、寒地の場合は、無理に年越し収穫を狙うより、
確実に年内に収穫できるよう栽培した方がうまくいきます。

 

 

おでん、煮物に最高のおでん用大根

 

 

[おでん用大根]株式会社タカヤマシード

 

 

■特徴

 

・煮物の中でも、特におでん用に作られた品種です。
・根の長さは38cm、太さは7cm~8cmほどと、

一般的なダイコンと同じくらいのサイズ感です。
・肩が明るい黄緑色になる青首系の品種で、肩より下の部分は白色です。
・皮を剥いた肉色は白で、肉質は緻密で火が通るとみずみずしく柔らかな食感です。
・食べる時には繊維感がなく柔らかですが、煮崩れしにくく、

かつ味がしみ込みやすい煮物向きの品種です。
・肩から尻までの太さが揃いやすく、肥大性も良好で尻詰まりも良いです。
・表面がつるりとしていて荒れが少なく、見目が良いです。
・秋まき専用の品種で、特に年内収穫の作型で特性を発揮します。
・寒地では7月~8月上旬、中間地では9月上旬~9月中旬、

暖地では9月中旬~9月下旬が種まきの適期となります。
・播種から収穫まで70日~75日ほどかかるので、逆算して適期内に播種します。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・栽培期間がやや長めなので、播種適期からはずれないように注意します。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?

 

タグ :

ダイコンの品種