おむすびッシュ

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おむすびッシュ

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おむすびッシュ

 

 

おむすびッシュは、ナント種苗株式会社が改良して作った、ミニダイコンの品種です。
一般的なダイコンよりも根が短く育てやすいので、家庭菜園にもお勧めです。

 

おむすびッシュは、とにかくのその名前と形状が気になる品種です。
ダイコンなのに「おむすびッシュ」とは?と不思議です。

その特徴と栽培についてご紹介しましょう。

おむすびッシュは、名前の通り根がおむすびのような形をしているのが特徴です。
ダイコンといえば、スラリと長く伸びたまっすぐの根が特徴的ですが、
おむすびッシュはそのダイコンの特徴とはことごとく違います。

 

根そのものも短く、14cm~16cmほどとミニサイズです。
その割に根の直径が太く、8cm~12cmほどになります。

 

一般的な長いタイプのダイコン太さが8cm前後だと考えると、
太さはかなりあります。

 

重量は0.6kg~1.3kgほどなので、
ミニダイコンとしてはずっしりとした重さがありつつ、
少人数でも使い切りやすいサイズ感となっています。

 

根の長さと直径にほとんど差がないため、全体的にころころとした印象です。
けれど、収穫の時期になると、
葉に近い部分よりもお尻の部分がぷっくりと膨らんできて、大きくなります。

 

最初は丸型ダイコンだったはずが、最終的にはどっしりとお尻が大きくなり、
おにぎりのように変化するのも、面白いです。

 

形が特徴的なおむすびッシュ、日本で主流の青首系ダイコンのように、
収穫時期になると肩が緑色に染まります。

 

肩以外は、全体的に表皮も肉色も白色ですが、肩部分は肉色まで緑が入ります。

 

 

 

 

おむすびッシュは、食味にも特徴があります。
肉質はやや硬めで、生で食べるとコリコリとした食感があります。
みずみずしさもあるので、ダイコンおろしにしても、サラダにしても楽しめます。

 

おむすびッシュのお勧めの食べ方は、生食だけではありません。
おむすびッシュは生食だけでなく、加熱調理にも向く品種です。

 

加熱すると、生の時とはうってかわって、とろりと柔らかくなります。
特に煮物に使うと、火が通る時間が短く、とろっと柔らかな食感に仕上がります。

 

また、油との相性が非常に良く、水分が外に出にくいので、
炒め物にも使えますし、なんと揚げ物にも利用できます。

 

一般的なダイコンでは水分が多く、加熱した時に水分が外に出やすいため、
揚げ物だと衣がべちゃっとしたり、揚げている時に油はねが強くなって大変です。

 

けれどおむすびッシュなら、水分が外に出にくいので、
天ぷらから揚げでも、さくっと仕上げることができます。

 

嬉しい特徴ばかりなので、育てるのが難しそうですが、そんなことはありません。
根が短い分、地植えでだけでなく、プランターや鉢などを使った容器栽培でも、気軽に栽培にチャレンジできます。
播種から収穫までの生育もスムーズで、家庭菜園にもぴったりです。

種まきの時期は、中間地~暖地は春と秋がお勧めです。
寒さにはあまり強くないので、
寒地の場合は、7月~8月の夏まきで栽培すると成功率が高くなります。

 

 

 

 

[おむすびッシュ大根]ナント種苗株式会社

 

 

■特徴

 

・根の形が独特なミニダイコンの品種です。
・根の長さが14cm~16cm、直径が8cm~12cmと根が太短いです。
・最初は丸型ダイコンのように丸い形ですが、収穫間近になるとお尻が膨らんできて、
おむすびのような形になります。
・1本が0.6kg~1.3kgほどなので、扱いやすく少人数でも消費しやすいです。
・青首系の品種なので、肩は緑色に染まり、皮が緑色の部分は肉色も緑になります。
・肩以外の部分は、外も中も純白です。
・肉質は繊維が緻密でよく締まり、硬めで水分が出にくいです。
・コリコリとした食感の中にみずみずしさがあり、サラダやスティック、漬物などの
生食に向きます。
・水分が出にくい性質ですが、ダイコンおろしにすると適度な水分があっておいしいです。
・煮物や汁物にすると、火の通りが早く柔らかい食感へと変身します。
・油との相性が良く水分が出にくいので、炒め物や揚げ物にも使えます。
・生食から煮物、汁物、炒め物、焼き物などなど、すべての調理法で食べたい品種です。
・生ではもちろん、加熱調理しても甘味が強くおいしいダイコンです。
・春と秋栽培に向く品種で、中間地~暖地なら4月中旬~5月か8月下旬~9月が播種
適期となります。
・寒さには強くないため、寒地では7月~8月に播種する夏まき栽培がお勧めです。
・根が短く、葉も立性でコンパクトに育つので、スペースが限られている家庭菜園にも
お勧めです。
・根が短いのでプランターなどの容器栽培にも向き、ベランダ菜園にも適しています。
・根が短く引き抜きやすいので、収穫作業が楽に行えます。

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・根が短い分、肥料は通常より少なめにします。
・うね幅120cm、株間20cmの3条栽培が基準となります。
・種まきから収穫までにかかる日数は、60日が目安となります。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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ダイコンの品種

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