つくし春
つくし春 C)サカタのタネ
つくし春は、春どりができるやや短めの青首総太りダイコンです。
根部が短く、葉は小さくて葉数も少ないので密植栽培に向きます。
耐寒性が強いので、暖地や中間地で春に収穫する作型を選ぶことができます。
12月に種まきをして、
トンネルやマルチを被せて栽培すれば3月頃収穫できます。
そのほかの作型は、暖地、
中間地で2月~4月中旬に種まきをして5月下旬~6月に収穫する作型、
冷涼地では4月下旬~6月上旬に種まきをして7月に収穫する作型が適作型です。
地上部は色が濃い葉で、葉数が少なく、葉も小さいです。
一般的なダイコンより地上部がコンパクトなので、密植栽培をしても、
混みすぎることがなく、密植しやすいです。
根部の長さは22cm~28cmと、やや短く、
30cm以上ある少し深めのプランターなら栽培できる大きさです。
トウ立ちが極めて遅い品種ですが、
収穫が遅れるとトウ立ちしたり、スが入ることがあるので、
春まきで種まきから60日後、冬まきで種まきから120日後に収穫します。
青首ダイコンなので、首部は淡い緑色~緑色になります。
青い部分より下は美しい白色の肌です。
肉質は緻密で、どの料理にも適しています。
[つくし春]
■特徴
・トウ立ちが遅い、短めの青首総太りダイコン品種です。
・作型は春まき栽培が向いています。
・耐寒性に優れています。
・暖地、中間地では冬に種を撒いて、春に収穫する作型で育てることができます。
・地上部がコンパクトで密植栽培ができます。
・根長は22cm~28cm、太さは6cm~8cm、重さは1kg前後になります。
・種まきから60日~120日で収穫を迎えます。
■栽培
・チッソ分を与えすぎないようにします。
・冬まき、春まきのどちらもマルチを使って栽培すると、初期生育が良くなります。
・中間地、暖地で12月に種まきをする場合、マルチを使い、
トンネルを被せて栽培します、
収穫直前までトンネルを被せたままにしておきます。
・収穫時期は冬まき栽培で約120日後、春まき栽培で約60日後です。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?