ミニピタ大根

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ミニピタ大根

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ミニピタ大根

 

 

ミニピタ大根は、株式会社タカヤマシードが改良して販売している、ダイコン品種です。

 

一般的なダイコンよりも根が短いのが特徴的な品種ですが、
他にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

ミニピタ大根の目立つ特徴といえば、根の短さです。
ミニピタ大根は根の長さが20cmほどですが、一般的なダイコンは40cmほどです。

 

普通のダイコンと比べると、ちょうど半分くらいの長さなので、
いわゆるミニダイコンやミディダイコンと呼ばれる品種となります。

 

長さは短いですが、太さは一般的なダイコンと同じくらいあり、
持ってみると見た目以上のずっしりとした重量感もあります。

 

青首系の品種なので、肩は淡いグリーンに染まりますが、
染まる範囲があまり広くなく、白い部分が多いのが特徴です。

 

緑に染まった部分は、皮を剥いても緑色になっていることがありますが、
そもそも範囲が狭いので、ミニピタ大根は皮を剥いた肉色も、
全体的に白色で美しいです。

 

葉の色はやや濃いですが、ツヤがあるので、見るからに新鮮でおいしそうです。

 

ダイコンは、葉にたくさんの栄養があるので、
キレイな葉付き状態で収穫できたなら、葉も楽しむのがお勧めです。

 

草姿は半立性で、開帳性の品種に比べると栽培スペースが節約できるのも、
嬉しいポイントです。

 

 

 

 

ダイコンといえば、みずみずしい肉質が特徴的ですが、
ミニピタ大根はどちらかというと水分が少ない肉質です。

 

その分、ダイコンおろしにした時にも余分な水が出にくく、
水分でべしゃべしゃにならず、料理をおいしく仕上げてくれます。

 

ダイコンおろしにすると、程よい辛みがあり、ダイコン特有の風味もしっかりあるので、
焼き魚や蕎麦などに添えれば、素晴らしい薬味になります。

 

ダイコンおろしでおいしさを発揮する品種ですが、意外なことに煮炊き物にも向きます。

 

ダイコン品種の中には、秋まき栽培のみに適した品種も多いですが、
ミニピタ大根は春と秋の両方の栽培が可能な品種です。

 

種まきの適期は、栽培する地域の気候によって変わるため、
中間地~暖地は春と秋、寒地は春と夏の種まきができます。

 

種まき適期に播種した場合、だいたい65日ほどで収穫が可能になります。

 

もともとサイズや形が揃いやすい、秀品率の高い品種ですが、
適期栽培をすることで、さらに秀品率が上がります。

 

 

[ミニピタ大根]株式会社タカヤマシード

 

 

■特徴

 

・根が短いミニ~ミディダイコンの品種です。
・根の長さは20cmと一般的なダイコンの半分ほどですが、
太さは7cmほどもあり、全体的にころんとしたフォルムです。
・肩から先端まで太さがあまり変わらないこん棒形で、尻づまりも良く見目が良いです。
・肩の部分は淡い緑色になりますが範囲が狭く、それより下は純白です。
・緑色の部分が少ない分、皮を剥いた肉色が緑色になる部分も少ないので、
おろしてもカットしても見目が良いです。
・葉は濃い緑色でツヤがあり、ダイコン葉として食べることもできます。
・肉質は硬めで水分が少ないため、ダイコンおろしに向いていますが、
煮炊き物にしてもおいしいダイコンです。
・ダイコンおろしにすると、程よい辛みとダイコン特有の風味があり、
焼き魚や蕎麦の薬味に最適です。
・葉が半立性なので栽培スペースが節約でき、密植栽培ができます。
・根が短いので、大型サイズのコンテナを使った容器栽培も可能です。
・春と秋の栽培に適しています。
・播種適期であれば、種まきから約65日で収穫となります。
・中間地~暖地なら春栽培と秋栽培、寒地なら春栽培と夏栽培が可能です。
・中間地は春なら3月~4月、秋なら8月下旬~9月が種まきの適期です。
・暖地は春なら3月~4月、秋なら9月~10月下旬が種まきの適期です。
・寒地は春なら4月上旬~5月、夏なら7月~8月の播種が可能です。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
・ミニ~ミディのダイコンですが、生育日数は一般的なダイコンと同じなので、
収穫が早くなりすぎないように注意します。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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ダイコンの品種

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