冬神楽
冬神楽
冬神楽(ふゆかぐら)は2018年にタキイ種苗株式会社から発表、販売されている新品種で、
秀品率が高く、青果用、加工用ダイコンとして紹介されています。
病気などに強く、育てやすい青首品種です。
作型は秋から冬にかけて栽培する秋まき栽培に適していて、
冷涼地から暖地まで幅広い地域て育てることができます。
トウ立ちは遅く、収穫が遅れても品質が落ちにくいので、
一部の暖地では、3月頃まで収穫することも可能です。
秋まき品種としては草勢は大人しく、
チッソ過多による葉勝ち、曲がり根の発生が少ないです。
また、病気、生理障害に強く、収穫が遅れてもスが入りにくいため、
初心者でも安心して育てることができます。
根長38cm、根径8cm程度に良く揃い、一般的なダイコンより短く、太いです。
首元は淡い緑色をしている青首ダイコンですが、
内部まで青肉になりにくいため、生食の用途にも向いています。
ダイコンおろしや刺身のつまにも最適です
[冬神楽]
■特徴
・曲がり根の発生が少なく、秀品率の高い青首ダイコンです。
・病気などに強く、育てやすいです。
・草勢はやや大人しいです。
・チッソ過多でも葉勝ちになりにくいです。
・栽培は冷涼地から暖地まで適している秋まき品種です。
・品質が落ちにくく、トウ立ちしにくいことから、一部暖地では3月頃まで収穫ができます。
・肉質はどの料理にも向いているため、調理の幅が広いです。
■栽培
・早まきをすると草勢が強くなりやすいので、適期に種まきを行います、
逆に遅すぎると、生育が遅れてしまうので注意します。
・種まきの適期は冷涼地で7月末~8月中旬、
中間地で9月上旬~下旬、暖地で9月下旬~10月中旬頃です。
・秋まき品種の中では草勢は大人しいため、生育後半に肥料が切れてしまうと、肥大が鈍くなってしまうので、持続する緩効性肥料を使った元肥を与えます。
・追肥は間引き後に行い、生育に応じて1回~2回行います。
・暖地で3月頃まで収穫したい場合は、低温による凍結を防ぐため、被覆資材などを使って保温することも大事になります。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?