千都
千都
耐寒性が強く、生育旺盛な千都。
千都Rと書かれていることもあります。
味が良く、煮物や生食、漬物にもできるオールマイティなダイコンです。
タキイ育苗の千都の特徴と栽培についてご紹介します。
[千都]タキイ育苗
寒さに強い品種で、冬どり栽培向きです。
寒さによって、青首部が黄化したり痛むことが少なく、ス入りも遅いので、
在圃性に優れ、真冬に植えたままでも、十分長持ちします。
秋から冬にかけて収穫でき、冷え込む2月頃の収穫も可能です。
耐寒性は、耐病総太りと同等で、葉の生育も旺盛です。
また、トウ立ちも耐病総太りより遅く、
冬どり栽培では千都の特徴を発揮します。
青首のダイコンで、尻までつまり、
比較的まっすぐに揃い、大きさも揃います。
栽培は、秋から冬にかけて行いますが、
極端な早まき、チッソ過多を避けることで、
根部がよく育ち、太るようになります。
株間を十分に空け、肥料切れにならないよう追肥を行うことで、
しっかりとした、綺麗なダイコンが収穫できます。
■特徴
・青首ダイコンで、揃いの良い総太り系の品種です。
・耐寒性に優れ、冬栽培では特に特性を発揮します。
・寒さが原因で起こる青首部分の黄化、痛みが少ないです。
・長さは38cm、太さは8cmと、やや大きいです。
・尻まで良くつまり、形が良く、揃います。
・肉質は緻密で、どの調理法でも美味です。
・在圃性が良く、収穫期間が長いです。
■栽培
・早まきのチッソ過多に注意し、特に9月上中旬まきでは、
肥料過多に気をつけます。
・畑や土の状態によっては、前作の残った肥料が効く可能性があります。
・中間地では9月中旬頃、遅くとも9月下旬に種まきをします。
・暖地では9月中旬から10月中旬頃まで種まきが可能です。
・早くから太る品種ではないので、種まきが遅かったり、
株間が狭いと収穫が遅れる傾向があります。
・肥料切れを起こすと、寒害を受けやすいので、
葉勝ちにならないよう早めの追肥を心がけます。
・一番寒い時期に、被覆資材を被せることによって、寒害の防止になります。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?