味いちばん大根
味いちばん大根
味いちばん大根は、宝種苗株式会社が改良して作ったダイコンの品種です。
ダイコンといえば、スラリと伸びた根のイメージですが、
味いちばん大根は少し違った形状をしています。
味いちばん大根には、どのような特徴があるのでしょうか。
一般的なダイコンといえば、長さが40cm弱の細長い形をしています。
スーパーなどで並んでいるダイコンの多くが、長い形をしているため、
そういったイメージが強いです。
けれど、ダイコンにもたくさんの品種があり、中には根が短い品種もあります。
味いちばん大根も根が短い品種の1つです。
長さは25cmほどと、一般的なダイコンよりもずいぶんと短いです。
その分、太さがあるので、全体的にずんぐりとした形をしているのが特徴です。
重さは1kgほどから収穫適期となりますが、
畑に置いておく期間が長ければ、1kg以上になることも多いです。
青首ダイコンの系統なので、肩部分は明るい緑色に染まります。
それより下は真っ白で、肌荒れも少なくキレイです。
皮を剥いた肉色も純白で、他の食材の邪魔をしません。
肉質は非常に良く、生食から煮炊き物まで、
幅広い料理に使えるのも、味いちばん大根の特徴です。
緻密な肉質で歯ざわりが良く、しかもみずみずしいので、
食べた時にじゅわっと水分が溢れます。
煮物にした時には、噛んだ時に煮汁の風味がじわりと出てきます。
また、味いちばん大根はとても育てやすいダイコンです。
根が一般的なダイコンよりも太い分短いので、
深くまで耕さなくても股根になる心配がありませんし、
プランターなどの容器栽培も可能です。
耐寒性と耐暑性の両方を持っているので、
春と秋の両方栽培できるのも嬉しいところです。
晩抽性もあってス入りが遅いので、少し長めに畑に置いていたとしても、
良いダイコンが収穫できます。
春は4月に、秋は8月中旬~9月が種まきの適期となります。
播種から収穫までは、60日~65日が目安となります。
気温が高ければ日数が短く、低ければ日数が長くなるので、
ダイコンの様子を見ながら適期収穫を目指します。
収穫適期が長いので、家庭菜園でダイコン栽培初心者でも、
安心して栽培できます。
その他、病害虫にも強く、育てやすく秀品率も高いので、出荷用としてもお勧めです。
一般的なダイコンと形状が異なる分、差別化がしやすくなります。
葉は立性で、比較的コンパクトに生育するので、栽培スペースが節約できます。
濃緑の葉はみずみずしく、軸がしっかりとしていて、
食べるとダイコンの風味とともに、シャキシャキとした食感が楽しめます。
葉と根の両方がおいしいダイコンなので、葉先から根の先端まで、
丸ごと1本楽しめます。
[味いちばん大根]宝種苗株式会社
■特徴
・ずんぐりとした形が特徴的なダイコン品種です。
・根の長さは25cmほどと短いですが、その分太さがあります。
・収穫時は1kgが目安になりますが、見た目がずんぐりしているのため、
持ってみるとずっしりとした重量感があります。
・葉は濃緑で立性、比較的コンパクトに生育するので栽培スペースを節約できます。
・青首系なので肩部分が明るいグリーンに染まり、
それ以外は白色で肌荒れが少なく美しいです。
・皮を剥いた肉色は純白で、緻密でみずみずしい肉質が特徴です。
・食味が非常に良いダイコンで、サラダや漬物、ダイコンおろしなどの生食から、
煮物などの加熱調理にも向きます。
・葉もシャキシャキとしておいしいので、葉先から根の先まで丸ごと料理に使えます。
・耐寒性と耐暑性の両方を持っていて、さらに晩抽性もあるので育てやすいです。
・根が短いので深く耕す必要がなく、深型や大型の鉢やプランターを使えば、
容器栽培も可能です。
・育てやすい品種なので家庭菜園にも向きます。
・春と秋の両方栽培でき、ス入りも遅く収穫適期も長いので、初心者にもお勧めです。
・春は4月に、秋は8月中旬~9月が種まきの適期です。
・種まきから収穫までは、60日~65日が目安となります。
■栽培
・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?