春ちから大根
春ちから大根
冬から春にかけて栽培できる春ちから大根。
耐寒性が強く、尻詰まりが良い青首ダイコンです。
ナカハラのたねから販売されている品種です。
暖地、中間地で、2月からトンネルとマルチを使って栽培し、
3月~4月は露地(地植え栽培)、
冷涼地では4月~6月から栽培ができます。
耐寒性が強いので、冬場の栽培に適していて、
冬の厳しい寒さでも、よく肥大し、尻部まで詰まります。
低温での肥大性に優れ、トウ立ちも遅めです。
青首で、総太り系のダイコンで、青首部分は濃い緑色~緑色になります。
肌は白く、ツヤがあり、真っ直ぐに育ち、揃います。
ス入りは特に遅く、ダイコンから伸びるヒゲ根は細めです。
春ちから大根を栽培するときは、密植栽培が可能です。
葉がコンパクトで短く、最低限の株間で育てることができるので、
狭いスペースでもたくさんのダイコンが収穫できます。
ナカハラのたねからは、プロ向け品種とされていますが、
家庭菜園は、一般的なダイコンの育て方を基本とし、
適した時期に適した品種を当てはめて栽培するのがポイントです。
この品種の場合、耐寒性や低温肥大性を考えて、冬から春にかけて栽培します。
[春ちから大根]ナカハラのたね
■特徴
・低温での肥大性に優れる青首総太りダイコンです。
・耐寒性に優れ、暖地では2月から栽培が可能です。
・長さは35cm前後、重さは1.2kgくらいになります。
・ダイコンの形が揃いやすく、曲がりが少ないです。
・肥大時には尻までよく詰まります。
・葉が小さくコンパクトなので、密植栽培ができます。
■栽培
・耐寒性の強さと低温肥大性の特性を生かす作型で育てます。
・暖地、中間地で2月からトンネルとマルチを使います。
・トンネル、マルチを使わない場合には3月~4月に種まきをします。
・冷涼地では4月~6月の間に種まきができ、幅が広いです。
・通常、株間は30cm程度が理想ですが、春ちから大根で密植栽培をする場合、
かなり狭くしても葉の干渉が少ないので30cmよりも狭い、株間20cmくらいなら育ちます。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?