春づまり大根

ダイコン栽培.com

春づまり大根

読了までの目安時間:約 4分

 

スポンサードリンク


春づまり大根

 

 

春づまり大根は、低温感応性*が鈍いという特徴を持っていて、
暖地から冷涼地まで幅広い地域で栽培できます。

 

表記によっては、YR青首つまり大根と表記されている、
ナカハラのたねから販売されているダイコンの品種です。

 

 

 

[春づまり大根]ナカハラのたね

 

*低温感応性とは
冬の寒さや低温によって花芽が作られることで、
分かりやすく言えばいわゆるトウ立ちのことです。

 

低温に当たってもトウ立ちしにくい特徴があるので、
暖地で9月~10月に種まきをして、3月に収穫する作型が可能です。

 

この場合、マルチを使った地植え栽培になります。

 

他の作型としては、暖地、中間地で2月~3月に種まきをし、
マルチとトンネルを使用して栽培し、4月中旬から収穫する作型。

さらに3月~4月に種まきをし、5月下旬収穫のトンネルなどを使わない栽培、
冷涼地では4月~5月に種まきをし、夏場の7月頃から収穫する作型が対応しています。

 

また、似た名前を持つ長型春づまり大根(ナカハラのたね)よりも、
耐暑性は良いので、夏場の栽培をする場合、
春づまり大根を使用したほうが育てやすいです。

 

密植栽培も可能で、葉がやや多いですが、
株間を通常よりせまめることができ、より多く栽培できます。

 

食味は辛みが少なく、甘みが強い品種です。
ダイコンの甘さを生かすような調理法がオススメです。

 

 

ダイコンと豚バラの煮込み

 

 

■特徴

・トウ立ちしにくい青首の総太り系のダイコンです。
・長さは35cm程度、根径は8cmとやや太めです。
・尻詰まりも良く、1.2kgくらいの重さになります。
・生理障害に強いので、初心者でも育てやすいです。
・葉数は多いですが短いので、密植栽培が可能です。
・甘みが強いダイコンです。

 

 

■栽培

・暖地でマルチを使う栽培なら、10月中旬までに種まきをし、
2月~3月に収穫する作型や、トンネル、マルチを使用した2月~3月に種まき、
5月収穫の作型でも、トウ立ちしにくく、春づまり大根の特徴を生かせます。
・その他、春~初夏までの被覆資材を使用しない栽培や、
冷涼地で4月~5月末までに種まきをし、夏場に収穫する作型が良いです。
・密植栽培の場合、一般的な株間よりもやや狭めにし、極端に狭くならないようにします。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



スポンサードリンク

 

タグ :

ダイコンの品種

人気の記事