若宮二号

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若宮二号

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若宮二号

 

 

若宮二号は、株式会社渡辺採種場が改良して販売している、ダイコン品種です。

 

ダイコンの旬といえば、寒い冬です。
そんな寒い時期に収穫するためには、寒さに強い性質が必要となります。

 

若宮二号は、寒さに強く、丈夫で育てやすい品種です。

根の長さは38cm~40cmほどで、太さも標準的です。

 

青首系の品種なので、肩部分が明るいグリーンに染まります。

 

それより下の部分は白色で、表面はつやつやとしていてなめらかで美しく、
見るからに新鮮な印象を受けます。

 

皮を剥いた内側も白色で、歯ざわりの良い肉質です。

 

漬物やサラダ、ダイコンおろしなどの生食では、みずみずしい食味を楽しめますし、
炒め物や煮物など、加熱調理した後は柔らかく味しみの良さを体感できます。

 

使える料理の幅がとても広く、オールマイティーに使えるので、
1本使い切るのも難しくありません。

 

若宮二号は、たくさんあるダイコン品種の中でも、
極晩抽性があり、寒さにも強い性質を持っています。

 

そのため、トンネルやハウスを使った栽培に向いています。

 

ダイコン栽培では、春まき栽培や秋まき栽培が基本になりますが、
若宮二号はトンネルやハウスを利用することによって、
一般的な作型よりも春は早く、秋は遅くに種を播いて育てられます。

 

関東以西の中間地では、春なら3月中旬~4月中旬、
秋なら11月中旬~2月上旬まで播種が可能です。

 

中間地よりも暖かい暖地では、春は3月上旬~4月上旬、
秋は10月~2月上旬までが種まき可能な時期となります。

 

中間地よりやや寒い東北の場合は、春は2月中旬~4月中旬、
秋は10月~2月上旬まで種まきできます。

 

ハウスやトンネルを利用する作型と、
露地で栽培する作型とを組み合わせることで、年中栽培できます。

 

東北よりも寒い北海道では、4月中旬~6月中旬までの播種が可能です。
北海道の場合、寒さが強いので秋まきには適しません。

 

 

[若宮二号]株式会社渡辺採種場

 

 

■特徴

 

・見た目は標準的ですが、寒さに強いダイコン品種です。
・根の長さは38cm~40cm、太さも適度にあります。
・青首系なので肩部分が明るいグリーンになり、それよりも下は純白です。
・表皮はなめらかでツヤがあって見栄えがし、新鮮さを感じられます。
・皮を剥いた下の肉色も純白です。
・肉質が良く、食味も良好です。
・サラダや漬物などの生食を始め、おでんなどの煮物や炒め物、
汁物の実など、幅広い料理に利用できます。
・極晩抽性で低温でもしっかり肥大するので、寒い時期の栽培が可能です。
・ハウスやトンネルを利用し、露地栽培と組み合わせることによって、
一年の間に何度も栽培が可能になります。
・極晩抽性のため、トウ立ちしにくく、ス入りの発生も少ないです。
・関東以西の中間地では、ハウス栽培で11月中旬~12月、
トンネル栽培で12月下旬~2月上旬、
マルチ栽培で3月中旬~4月中旬の播種が可能です。
・暖地では、トンネル栽培で12月中旬~2月上旬、
マルチ栽培で10月~11月中旬か3月~4月上旬までの播種が可能です。
・東北地域では、ハウス栽培で10月~11月上旬、あるいは12月下旬~2月上旬、
トンネル栽培では2月中旬~3月中旬、マルチ栽培では4月の播種が可能です。
・北海道では、トンネル栽培で4月中旬~5月上旬、
マルチ栽培で5月~6月中旬の播種が可能です。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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タグ :

ダイコンの品種

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