長型春づまり大根
長型春づまり大根
長型春づまり大根は、暖地での栽培に適していて、
低温でもよく肥大するので、10月から栽培する露地(地植え)栽培に最適です。
ナカハラのたねから販売されていて、プロ向け品種として紹介されています。
長型春づまり大根の特徴と栽培のコツをご紹介します。
淡緑色の青首ダイコンで、尻までよく詰まる総太り系の品種です。
低温でもよく肥大し、短根や、ダイコンの真ん中くらいが肥大する中太りになりにくく、
また、ヒゲのような根がでるヒゲ根の発生が少ないです。
萎黄病などの病害に耐病性を持っていて、
その他ダイコンで感染しやすい病害にも耐病性を持っています。
草勢は大人しいほうで、ス入りは特に遅く、家庭菜園でも育てることができます。
作型は、一番適しているのが暖地の10月上中旬の地植え種まきで、
収穫が3月~4月になる作型です。
他の作型では、中間地で2月~3月に種まきをして、トンネルやマルチを使った栽培、
冷涼地では4月~5月に種まきをし、マルチを使う栽培も可能です。
しかし冷涼地で栽培するのなら、春づまり大根のほうが耐暑性が優れているので、
そちらを使ったほうがより育てやすいです。
ダイコンの肉質は緻密で、風味や食味が良く、
色々な料理に適しています。
栽培の幅、料理の幅が広がる品種です。
栽培型
[長型春づまり大根]ナカハラのたね
■特徴
・青首ダイコンで、総太り系のダイコンです。
・萎黄病など、各種病気に強いです。
・根の長さは36cm~37cm、太さは8cm、尻詰まりもよく、1.2kgくらいになります。
・低温での肥大性に優れ、低温でも短根、ヒゲ根の発生が少なく、揃います。
・暖地でのマルチやトンネルを使わない、地植え栽培が一番適しています。
・草勢はやや大人しく、ス入りは特に遅いほうです。
■栽培
・基本的な元肥、追肥は一般的なダイコンと同じように行います。
・暖地で10月種まき、3月~4月に収穫する作型を使用する場合、
低温でも肥大する特性を持っていることから、
マルチやトンネルを使わなくても栽培ができます。
・中間地で適している2月~3月に種まきをする場合はトンネル、マルチが必要になります。
・冷涼地の場合、4月~5月に種まきをし、7月頃収穫する作型も可能です。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?