ダイコン栽培 11月
11月のダイコン畑
ダイコンは、年中スーパーで買えますが、
やはり寒くなってくると旬がやってきたと感じます。
ダイコン栽培では、春と秋に種をまくのが基本ですが、
秋に播いた種が、そろそろ収穫時期を迎えます。
11月のダイコン栽培で必要な作業とは、どのようなものがあるのでしょうか。
[ダイコン栽培 11月]
■11月のダイコン
8月~9月のうちに種まきをしたダイコンも、
11月に入る頃には、地上部が青々と茂っているはずです。
芽が出たばかりの頃は、とても小さくて頼りなかった葉も、
枚数が増え、サイズも大きく育っています。
ダイコンの生育中、地上部の葉でしか生育状態を見ることはできません。
けれど、そろそろ収穫の時期に入ってきます。
播種から収穫までの期間が短い品種や、
早めに種を播いたものは、地下の根もよく肥っているはずです。
収穫までの間、気を抜かないように手入れをし、適期のうちに収穫しましょう。
■11月の作業
・間引き、追肥
種を播いた時期によって、まだ間引きが必要になることがあります。
ダイコンの間引きは、本葉が2枚~3枚になった頃と、
本葉が5枚~7枚になった頃の2回が基本です。
これにプラスして、双葉が出そろったタイミングで最初の間引きをすることもあります。
間引きのタイミングややり方については、こちらを参照してください。
間引きと同じタイミングで行いたいのが、追肥です。
ダイコンはそれほど栽培期間が長くないので、2回の追肥で十分生育できます。
追肥は間引きと同じタイミングで行いますが、
双葉が出そろったタイミングでは追肥に早すぎるので、
本葉2枚~3枚になるまで待ってから追肥します。
ダイコンの追肥に関しては、こちらに詳しく書いています。
・水やり
ダイコン栽培では、収穫するまで過乾燥にならないよう、水管理を続けます。
収穫間近であっても、強く乾燥してしまうと、葉焼けのような症状が出たり、
土中の根に異常が出ることがあるので、注意します。
ただし、過湿は禁物です。
11月になると、夜間の冷え込みも強くなってきます。
水を含みすぎている土では、夜間に凍ったり、霜が降りやすくなることもあります。
霜などにあたれば、ダイコンが傷む原因になります。
特にプランターなどの容器栽培では、
地植え栽培よりも外気の影響を受けやすいため、土が凍りやすい環境です。
防寒対策をすることも大切ですが、まずは過湿にならないよう管理することも大切です。
・収穫
11月になれば、収穫できるダイコンが出てきます。
育てているダイコンが収穫適期かどうかは、栽培の日数や葉の状態で分かります。
品種によって、栽培日数は変わります。
50日~60日ほどで収穫できるものもあれば、
80日以上栽培期間が必要なものもあります。
根の長さや大きさというよりは、品種によって日数の違いが出るので、
育てている品種ごとの日数を把握しておきましょう。
収穫までの日数は、種袋に記載されていることが多いですし、
インターネットで調べることもできます。
また、葉が広がって倒れてきた時も、収穫のタイミングです。
生育中はピンと立った状態で生育している葉も、
収穫が近くなると少し倒れ気味になります。
ただ、葉の具合だけでタイミングを見るのは難しいので、
栽培日数と合わせて収穫時期を決めると良いでしょう。
ダイコンの収穫の詳しいやり方は、こちらに書いています。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?