青首ダイコン 土寄せ 白く

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青首ダイコン 土寄せで白くなる?

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青首ダイコンは、根の一番上の部分が緑色になっているのが特徴です

 

 

近年の日本では、青首ダイコンが主流となっているため、
スーパーなどでもっともよく見かけるのも、青首ダイコンです。

 

光が当たることで青首となりますが、
栽培中に土寄せをすることで、白くなるのでしょうか。

 

 

[青首ダイコン 土寄せで白くなる?]

 

 

■青首ダイコンとは?

 

ダイコンには、大きく分けて青首ダイコンと白首ダイコンとがあります。

 

他にも、赤ダイコンなどカラフルなダイコンもありますが、
一般的な煮物や漬物に使われるダイコンとしては、青首と白首が基本となります。

 

青首ダイコンは、根の上部、肩のあたりが緑色になっているのが特徴です。

 

現代の日本では、青首ダイコンの方が主流となっているため、
流通量は圧倒的に青首ダイコンの方が多いです。

お店で見かけるのも、青首ダイコンがほとんどでしょう。

 

白首ダイコンは名前の通り、肩のあたりが緑色にならず、
根全体が真っ白なのが特徴です。

 

練馬大根や三浦大根は、伝統野菜として有名ですが、
これらのダイコンは白首の品種です。
表皮が真っ白で、中の肉色も真っ白です。

 

白首ダイコンは、長く大きく育つものも多く、収穫時の引っこ抜きが大変であることや、
ちょっとしたことで折れたりすることから、生産量が減っていきました。

 

 

青首ダイコン生長中!

 

 

どちらもおいしいダイコンに違いありませんが、
なぜ青首ダイコンは緑色になるのでしょうか。

 

それは、青首ダイコンは生長すると、地表に肩部分でせりあがってくるためです。

地上に出た部分には、太陽の光が当たります。
その光が当たった部分では、葉緑体が増えていくため、緑色になるのです。

 

青首ダイコンは、根が伸びる時に、地中の下方へ伸びる力と、
上方へ伸びる力とが働きます。

 

白首ダイコンの場合は、地中の下方へ伸びる力のみなので、
地上にせりあがることがほとんどありません。

 

白首ダイコンの場合は、地上に出た部分があったとしても、緑色にはなりません。
これは、そもそも葉緑体がないからだといわれています。

 

光が当たって増える葉緑体も、まったくない場所では増えることができないのでしょう。

 

 

青首ダイコンのおろし餅は、美味で色鮮やかです

 

 

■青首ダイコン土寄せで白くなる?

 

青首ダイコンは、青くなるのが普通です。

ジャガイモのように、光に当たって緑色に変わったからといって、
毒が発生するわけではありません。

緑になるからといって、何か困ることはないのです。

 

なんとか白くしようと土寄せをしても、
土寄せをした数日後には、もう地上に根が上がってきます。

 

光を完全に遮断するのはとても難しいですし、
かといって葉の付け根が隠れるほど土寄せをすると、
今度は生長が止まったり、病害虫の被害が出る可能性が高くなります。

 

また、青首ダイコンは、もともと葉緑体を持ったダイコンです。
ごくごく小さな状態でも、葉の付け根がうっすら緑色になることがよくあります。
青首ダイコンを白く保つのは、無駄な抵抗と言わざるを得ません。

 

青首ダイコンは緑色になってもおいしいので、
生育中期まで倒れないように土寄せするだけにとどめ、
ダイコンに任せておく方が良いでしょう。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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