ダイコン 土寄せ

ダイコン栽培.com

ダイコン 土寄せ

読了までの目安時間:約 8分

 

スポンサードリンク


土寄せでまっすぐ綺麗なダイコンに育てましょう!

 

 

ダイコンを買う時、白くて色つやが良く、まっすぐに伸びたものを選ぶのと同様に、
自分で育てたダイコンも、見栄えよく育ってほしいものです。

 

ダイコンをまっすぐに伸ばすために不可欠な作業として、土寄せがあります。
どのタイプのダイコンを栽培する場合でも、必ず必要となる作業です。

 

土寄せをするタイミングや方法を覚えておくと、
まっすぐで長く美味しいダイコンを収穫できます。

 

 

[ダイコン 土寄せ]

 

 

■ダイコンの土寄せをする理由

 

ダイコン栽培で土寄せをするのには、理由があります。
もちろん土寄せをしなくても、育てることはできます。
けれど、土寄せをした方が、良いダイコンを育てることができるのです。

 

・まっすぐに伸ばす
ダイコンの種を播いた後、双葉が出て、しばらくすると本葉が出てきます。
ダイコンの葉の付け根部分を見ていると、少し地面から出ていることが多いです。

 

葉の付け根部分はとても細く、風などで簡単にぐらぐらと揺れてしまいます。
この露出した部分は、今後ダイコンとなる部分です。

 

そのため、ぐらついたままにしておくと、曲がったダイコンに育ちます。
ダイコンは曲がると、収穫する時に引き抜きにくくなります。

 

理想的なまっすぐのダイコンを育てるには、土寄せをしてぐらつきをなくします。

 

・色をつけない
ダイコン=白色のイメージがあります。
現在主流となっている青首ダイコンは、根の上部が緑色になっています。
昔主流だった白首ダイコンは、首のところまで真っ白なのが特徴です。

 

どちらのダイコンを育てるにしても、
根の部分が露出していると、その部分に光が当たり、緑色になります。

 

緑色になった部分は、皮が厚くなって可食部分が減ったり、
みずみずしさが減少する場合があります。

 

白首なら、しっかりと土寄せをして光を当てないようにしておく必要があります。
また、青首の場合であっても、あまりにも広範囲が緑色になっていると、
食味が悪くなることがあるので注意が必要です。

 

 

土寄せでおいし~いダイコンが収穫できます

 

 

・味を良くする
ダイコンは曲がると辛みが増すといわれています。
そのため、土寄せせずに曲がった状態で育つと、
やたらと辛みの強いダイコンになる可能性があります。

 

しかも、辛みが増すだけならまだ良いのですが、苦みが多く出ることもあるので、
極端に曲がった状態で育てるのは、避けた方が良いです。

 

みずみずしさと甘みがきちんとある、
おいしいダイコンに育てたいのであれば、土寄せは必須です。

 

・雑草の発生を抑える
ダイコンを育てていると、周りに雑草がはえてくることがあります。
土寄せをする時に、ダイコンの周りの土を崩すため、
雑草がはえにくくなったり、少しはえかけている雑草を潰すことができます。

 

 

■ダイコンの土寄せのタイミング

 

ダイコンの土寄せの回数は、何回と厳密に決まっているわけではありません。
生長に合わせて、必要になった時に土寄せを行うのが一般的です。

 

基本の土寄せは、間引きや追肥のタイミングを合わせて行う2回~3回です。
その後の土寄せは、適宜行うようにします。

 

 

・1回目の土寄せ
ダイコンは移植ができない野菜なので、種から育てるのが基本です。
種まきをした後、しばらくすると双葉が開きます。

 

全体的に芽が出揃ったら、1回目の間引きを行います。
この時は、土寄せは不要です。
もしどうしても株元がぐらつく場合は、土寄せを行います。

 

 

・2回目の土寄せ
本葉が2枚~3枚になった時、必ず間引きを行います。
このくらいまでになると、葉の付け根も大きく地上に出ていることが多く、
株元がぐらついていることがほとんどです。

 

間引きをすることで、芽の周りに空間ができ、倒れやすくなります。
この間引きのタイミングで、土寄せも必ず行います。
株元に土を寄せ、ぐらつかないようにしておきましょう。

 

 

・3回目の土寄せ
本葉が4枚~6枚くらいになったら、最後の間引きを行います。
点まきの場合は、1か所が1株になるように間引きます。

 

1株に減らすため、周りに空間ができてぐらつきやすくなります。
株元に土を寄せ、ぐらつかないようにしておきましょう。

 

間引き菜は、とっても美味しいので、漬け物、スープ、鍋に利用できます。

 

 

・4回目以降の土寄せ
基本の土寄せを行った後も、ダイコンの葉の付け根部分は伸びあがり、
地上に出てきます。
ただ、青首ダイコンの場合は、
地上にでてきてもそれほど不思議なことではありません。

 

あまりにも地上に出ていて倒れそうに感じる場合などは、
土を寄せて倒れないように補強してあげましょう。

 

白首ダイコンは青首ダイコンよりも地上にでてきにくいですが、
もし地上に葉の付け根が大きく浮いてくる場合は、
土寄せをして白い肌を守るようにしましょう。

 

 

■ダイコンの土寄せの方法

 

土寄せ自体は、それほど難しいものではありません。
ダイコンの周りにある土をほぐし、株元に寄せるだけです。

 

 

 

 

1. 間引きや追肥といった作業を済ませる。
2. ダイコンの両脇の土を小クマデやスコップなどで崩す。
3. 崩した土をダイコンの株元に寄せる。

 

 

 

 

たったこれだけで、まっすぐでキレイな白色のダイコンを育てられます。
土を崩す時は、ダイコンの根を傷つけないように注意しましょう。

 

また、土寄せをする時、ダイコンの葉や株元に、
土をかぶせて汚れないよう丁寧に作業を行いましょう。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの害虫
・ダイコンの肥料
・ダイコンの収穫時期



スポンサードリンク

 

タグ : 

ダイコン栽培 Q&A

人気の記事