しみしみ大根のおでん|下茹でなし!
■しみしみ大根のおでん|下茹でなし!
寒い時期になると、鍋物やスープなど、熱々の料理が恋しくなります。
その中でも、おでんは老若男女を問わず、不動の人気をほこります。
最近はコンビニやスーパーのお惣菜などでも売られることが多いため、
自分ではなかなか作らないという方も多いのではないでしょうか。
けれど、自分でおでんを作ると、買ってきたりお店で食べたりするのとは、
まったく違ったおいしさがあります。
家でゆっくりと厳選した素材を食べることができるので、
とても美味にリラックスした状態で食べることができます。
お酒を一緒に楽しんでも、家での気楽さが手伝って、
いつもよりすすむかもしれません。
おでんは具材から旨みを引き出し、
その旨みがとけこんだだし汁を淡泊な味の具材に染み込ませます。
中でもダイコンは味の染み込みに時間がかかるため、
何時間も火にかけて作ることもあります。
ちょっとしたコツで、火にかける時間を短くし、
しかもダイコンに味を染み込ませることができます。
水分とだし汁をたっぷり含んだダイコンに箸を入れると、
じゅわっと汁が溢れます。
●材料
ダイコン……1/2本~1本
お好みの具材……適量
だし汁……1リットル
醤油、みりん……大さじ3
酒……大さじ4
●作り方
両面に十字の浅い切れ込みを入れておきます。
チクワや平天など、他の具材も食べやすい大きさに切っておきます。
だし汁を作って冷ましておきます。
だし汁が沸騰したら、醤油・みりん・酒を加えます。
再び沸騰したら、ダイコン以外の材料を加えます。
15分経ったら火を止め、フタをしたまま冷まします。
食べる直前に温めなおしたら、出来上がりです。
●ポイント
ダイコンは、あまり分厚く切ると中まで火が通りにくくなるので、
3cmくらいまでの厚さがお勧めです。
ダイコンの両面に十字に切れ込みを入れることで、火の通りが早くなる上、
だし汁が染み込みやすくなります。
ダイコンの縁を面取りする必要はありません。
だし汁が冷たい状態でダイコンを入れて一緒に火にかけることで、
ダイコンが煮崩れにくくなり、中心まで火が通りやすくなります。
15分煮た後は、自然に冷めるのを待った方が火の通りが良くなりますが、
時間がどうしてもない場合は、冷水や氷水に当てて急冷しても構いません。
ダイコン以外の具材はお好みですが、
チクワや平天といった味の出る具材は必ず入れてください。
いわゆる練り物から出た味がだし汁に加わり、
その練り物の風味をダイコンが吸うので、
練り物があるのとないのとでは、味に各段の差が出ます。
また、おでんに向いたダイコンを選ぶと、さらに美味しいです!
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?