ダイコン栽培 用土
ダイコン栽培では、用土がとても大切です
ダイコンは「深耕・精耕」=土づくりが、
栽培の決め手になると言われるくらい重要です。
畑をていねいに耕したり、容器栽培の土づくりをしっかり行えば、
ダイコン栽培は成功したも同然です。
[ダイコン栽培 用土]
■ダイコン栽培 用土
1.深耕・精耕にする
ダイコンは地中深くに根を伸ばしていく野菜です。
大根を育てるための畑や容器の用土は、ていねいに深く耕しましょう。
「ダイコン十耕」の言葉通りです。
だいたい、20~50㎝くらいの深さまで耕したいものです。
ダイコンはまっすぐに根を伸ばしていきます。
ダイコンの根の先には生長点があります。
この生長点に、小石や土の塊がぶつかると、
それを避けるために二股に分かれてしまいます。
ダイコンをよく見ると、縦に根の跡が点々とあるのが分かります。
この点がまっすぐに並んでいるダイコンは、
しっかりと耕され良い土づくりができた畑で育った大根です。
柔らかい土の中でストレスなく、伸び伸びと根を伸ばしたダイコンは、
味も栄養素の含有量も高くおいしくなります。
根がらせん状によじれて並んでいるダイコンは、
固い土の中で努力しながら根を伸ばして行った大根です。
ストレスを感じながら生長しているので、
味が落ち、栄養成分も少なくなります。
畑は深く、しっかりと耕して用土を柔らかくし、
ダイコンが苦労せずに伸びて行ける環境を作ります。
*可能であれば、用土をふるいにかけて、キメの細かいふかふかの土にすると、
ダイコンがツルツルの肌で真っ直ぐで、とってもきれいに栽培できます。
ストレスの少ない甘いダイコンです
2.準備は植え付けの2週間前に行う
ダイコンの畑や容器の土づくりは、
植え付けの2週間前には準備を始めます。
ダイコンは肥沃で排水のよい用土を好みます。
しっかりと耕した後は、元肥を入れ土になじませておきます。
完熟たい肥とともに、バイオダルマなど菌体肥料を混ぜると、
質の良いダイコンになります。
堆肥は1㎡あたり2㎏施します。
堆肥は窒素、リン酸、カリが同量入っているものにします。
春まきダイコンは、窒素成分を控えめに施します。
気温が高い時期に窒素成分の多い用土で育てると、
ダイコンが割れやすくなります。
深型プランターで栽培したミニダイコン
3.容器栽培の容器と土
容器栽培では、20リットル以上の培養土の袋や深型プランターを利用したり、
トロ箱の底をぶち抜いて重ねて深さを出すとよく育ちます。
また、容器栽培では、スペースが狭いので、
とくに連作障害が起こりやすくなるので用土を交換します。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?