発芽不良の原因

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発芽不良の原因

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ダイコンの力強い発芽

 

 

ダイコンなど、種から播いて育てる野菜は、発芽しないことには栽培が始まりません。

直播きで育てるもの以外にも、育苗するために種を播いた時も、
やはり芽が出ないと始まりません。

 

種を播いた後、芽が出ずに困ることがありますが、
発芽不良には原因があるのでしょうか。

 

 

[発芽不良の原因]

 

 

■発芽不良の原因

 

植物の種を播いた時、発芽不良になるのには原因があります。
発芽不良が起きることで、発芽が不揃いになったり、欠株が出たり、
あるいは土の中で種が腐ったりと、良いことはありません。

 

苗から育てるのは問題ないのに、種から育てるとなると失敗が続くという方は、
気付かないうちに発芽不良になりやすい環境を作っているのかもしれません。

 

発芽不良の原因を知っておくことで、種からでも上手に育てられるようになります。

 

 

マルチや寒冷紗で温度を管理します

 

 

1.温度
種から根や芽を出すためには、一定の温度が必要になります。
この必要となる温度帯は、植物によって変わります。

 

春と秋に栽培が可能ならダイコンは、発芽適温が15度~30度となっています。
意外と温度の幅が広いので、春と秋の2回の栽培が可能になるのです。

 

反対に、ミツバやシュンギク、レタス、ホウレンソウなどは、
発芽適温が15度~20度と、とても狭いです。

 

どの植物を同じように管理していると、発芽するものとしないものとが出てくるので、
発芽に適した温度帯がどれくらいかを調べ、
それに合わせた環境を作るようにしましょう。

 

寒いならマルチなどで保温を、暑いなら寒冷紗などを使って陰を作り、
涼しい環境を作ります。

 

 

光を必要としない嫌光性植物=ダイコンの場合は、覆土をしっかりとします

 

 

2.光
植物の生長には、光が欠かせません。
けれど、発芽に関しては、その限りではないのです。

 

植物によって、発芽する時に光を欲するものと、そうでないものがあります。

光を必要する植物を好光性植物、必要ない植物を嫌光性植物と呼びます。

 

好光性植物には、ニンジン、シソ、インゲンなどがあり、
嫌光性植物にはダイコン、タマネギ、ネギなどがあります。

 

それぞれの植物の好みに合わせた光量でないと、発芽が促進されません。

光を好む植物の場合は、覆土を薄くして日当たりの良い場所で管理します。

 

光を必要としない植物の場合は、覆土をしっかりと行い、日陰に置くか、
寒冷紗や新聞紙など、光を遮るものをかぶせておくのがお勧めです。

 

 

容器栽培は、降雨時に徒長しやすいので気をつけます

 

 

3.水
植物の生長に、水は欠かせません。
けれど、種のまま水に浸していると、実は発芽不良になることが多いです。

 

植物の中には、水分の多い状態でも発芽できるものもありますが、
ダイコンをはじめとするほとんどの植物は、適湿以上になると発芽不良を起こします。

 

というのも、発芽には適度な水分と、酸素が必要になるからです。
団粒構造のできている土であれば、種まきの後に水をたっぷり与えたとしても、
水分が保持されている上に、隙間には酸素が含まれます。

 

そのため、発芽が促進されるのですが、
隙間がなく酸素がない土の状態では、種が呼吸できずに腐ります。

 

また、種の中には、一晩水に浸けておいた方が良いものと、必要ないものがあります。
種の殻が硬いオクラやウリ科の野菜などは、一晩水に浸けておいた方が、
発芽率が上がります。

 

ダイコンなどの種は、もともと殻がそれほど厚くなく、
水分を含みやすいので、種まき後の水やりで十分です。

 

 

三太郎の種袋、下方に有効期限や発芽率を記載

 

 

4.寿命
栽培環境に問題がないのに、なぜか発芽不良を起こすという場合は、
もしかすると種の寿命が尽きているのかもしれません。

 

植物の種は寿命が長いですが、
植物の種類や品種によっては、とても短いものもあります。

 

トマトやスイカ、ナスなどは、比較的寿命が長く、5年以上もつものが多いです。
ダイコンやハクサイ、インゲン、ソラマメ、トウガラシなどは、4年くらいもつものが多く、
ネギやニンジン、ラッカセイなどは2年未満ととても短いです。

 

市販されている種袋には、発芽率やその有効期限が記載されています。
記載されている発芽率が80%以上であったとしても、有効期限が切れていれば、
その限りではありません。

 

植物の中には、古くなると急激に発芽率が落ちるものもあるので、
種袋に記載している有効期限は守るようにしましょう。

 

また、自家採種している種に関しては、採種した年月日を袋に必ず書いておくことで、
古い種を使わないようにすることができます。

 

 

発芽テストを行い、ガスが抜けたかどうかをチェックします

 

 

5.ガス
ダイコンなどのアブラナ科の野菜は、発芽率が良く、
しかも発芽するまでの日数が短いです。

 

ところが、芽が出た直後に溶けるように傷んで枯れてしまったり、
発芽せずに終わることがあります。
そういった時は、もしかするとガスが原因かもしれません。

 

植物を栽培するための土から、アンモニアなどのガスが発生することがあります。
発生しているガスの量が微量なら、人は特に感じないことも多いですが、
植物にとっては致命傷となることもあります。

 

ガスは、土の中の有機物が分解される時に発生しやすくなります。
そのため、未熟な堆肥などを土に混ぜ込んだ後、すぐに種を播いたりすると、
発生したガスによって発芽不良が起こります。

 

また、土壌消毒を行った際に使用した薬剤の影響により、
ガスが土に残って発芽不良を引き起こすこともあります。

 

薬剤を使用した土壌消毒を行った後は、
発芽テストを行うことで、ガスが抜けたかどうかをチェックできます。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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