ダイコン 肥料

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ダイコンの肥料

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適切な肥料で元気に育ったダイコン

 

 

ダイコン(大根)の肥料の種類と与え方は、
おいしいダイコンをつくるためにはとても重要です。

 

ダイコンは諸説がありますが、地中海地方や中東、中央アジア原産の植物です。

地中から養分を吸収する力が強いので、
必要以上に肥料を与える必要はありません。

 

適切な時期と分量の肥料を与えると、
よく太ってみずみずしいダイコンに育ちます。

 

 

[ダイコンの肥料]

 

 

■地植えの肥料

 

・元肥
ダイコン栽培で元肥を与える時は、
未熟な堆肥を与えないようにします。

 

未熟な堆肥を与えてしまうと、
根が変形したり「また根=分岐根」になりやすくなるからです。

 

 

また根は、美味しくなさそうです

 

 

ダイコンは元肥にはあまりたくさんの養分を必要としません。

 

長年、野菜を栽培し続けている畑で、
土に堆肥が充分入っている畑は、元肥は入れなくて良いです。

 

畑の土が痩せているのであれば、元肥を施すようにします。

 

ダイコンの畑は、植え付けの2週間前に、
1㎡あたり100gの苦土石灰を撒いて30㎝程深く耕します。

 

元肥を与えるのであれば、1㎡あたり完熟堆肥か化成肥料を150gのを施します。
畝は1メートル幅の平畝にし、種は2条撒きを例にします。

*1条撒きであれば、畝幅60㎝とります。

 

 

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痩せた畑の土の作り方

 

 

・追肥
追肥は、ダイコンが肥大し始める時期に施します。
ダイコンは発芽後、急速に生長していきます。

 

この時期には、根からぐんぐんと肥料を取り込みます。
肥大する時期に肥料切れを起こすと、
ダイコンが大きくならず、品質も悪くなります。

 

ダイコンは間引きながら育てていきます。

 

・1回目
本葉2~3枚になったころに1回目の間引きをします。

この時には、1か所につき2~3株が残っている状態にします。

 

・2回目

本葉が5~6枚になったころに2回目の間引きを行います。
この時には、1か所につき生育のよい1株だけを残します。

 

追肥は、1回目の間引きと2回目の間引きを行った時にします。
2条撒きにしている畝の中央に溝を掘り、
1㎡あたり50~60gの化成肥料を施します。

 

肥料をまいた後に、土をかぶせておきます。
2回目の間引きと追肥を行った後は、株元に土を寄せておきます。
この時に、葉に土がかからないように注意しましょう。

 

 

良い土と間引き、追肥が美味しいダイコンを育てます

 

 

■プランターなど容器栽培での肥料

 

・元肥
ダイコンのプランターは、
幅70㎝以上の深型(30cm以上)のものを利用します。

深さのある袋栽培や鉢栽培も活用しましょう。

 

土は、市販の野菜用培養土で、じゅうぶんです。

 

 

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自分で配合するのであれば、赤玉土小粒:腐葉土を7:3の割合で混ぜ、
水はけのよい土を作ります。

 

石灰を10リットルあたり10g施し土の酸性度を調節します。
元肥として、10リットルあたり20gの化成肥料を混ぜ込んでおきます。
プランターの底には小石をしきつめて排水を良くしておきます。

 

 

深型の容器であれば、上手に間引いて追肥して立派なダイコンを育てられます、

株間によってサイズを調整できる三太郎ダイコンが育てやすいです

 

 

・追肥
プランター、鉢、袋の栽培でも、よく太ったダイコンに育てるためには追肥が重要になります。

追肥後は土寄せして株がぐらつかないようにします。

 

・1回目
ダイコンは本葉が2~3枚になったころに1回目の間引きをし、
1か所あたり2~3株にします。

 

・2回目
本葉が5枚程度になったら、2株を残し間引きます。

 

・3回目
本葉が5~6枚になった時に1株=1本立ちにします。

2回目の間引きを行った後、10リットルあたり10gの化成肥料を追肥として施します。
プランターの縁に化成肥料をまき、土をかぶせておきます。

 

1本立ちして10日後くらいにも、
同量の化成肥料を追肥と株元に土を足して土寄せをしておきます。

>>ダイコンの種を各種見てみる

 

■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ミニダイコンの育て方
・ダイコンの害虫
・ダイコンの肥料



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