ミニダイコンの育て方
キスミーはつか大根、愛らしくおいしいです
ミニダイコン(ミニ大根)は育て方も簡単で、
初心者のかたも、じゅうぶん育てられる美味しいダイコンです。
品種によって大きさは異なりますが、根の長さは15~30㎝くらいです。
プランター栽培や、狭い畑で多く収穫したいときにお勧めです。
[ミニダイコンの育て方]
■ミニダイコンの育て方
・お勧めの品種
ミニダイコンにはたくさんの品種がありますが、
秋まきの方が病害虫の被害が少なく育てやすいです。
「三太郎」「マコトちゃん」「ホワイトスティック」「雪美人」が、
育てやすく病気に強く美味でお勧めです。
今年は、「三太郎」「マコトちゃん」を育てています
◎畑での栽培は?
・畑の準備
ミニダイコンは狭いスペースで栽培が可能です。
ミニダイコンを10本育てるのに必要なスペースは、
60㎝×80㎝とした場合の例をあげてみます。
この大きさの畝をつくると、
普通のダイコンは1条植えで3本しか育てられませんが、
ミニダイコンなら2条植えで10本以上育てることができます。
ダイコンの畑は深く耕す必要があります。
ミニダイコンでも深くよく耕したほうが元気に生長します。
約30㎝の深さまで耕し、石を取り除き土の塊を崩しておきます。
1㎡あたり100gの石灰と、完熟の堆肥150gを施しよく混ぜます。
畑の土づくり
・種まき
種は植穴を1㎝程掘り、1か所あたり4~5粒の種を播きます。
種まき後はしっかりと水を与え、
できれば、発芽まで不織布をかぶせます。
乾燥しないように注意しましょう。
・間引き
本葉が2~3枚に育ったら1回目の間引きを行います。
生長のよいものを残し、1か所あたり2本にします。
間引きに合わせ追肥も行います。
条間に溝を掘り、化成肥料を1㎡あたり50~60g施します。
肥料の上に土をかぶせておきます。
本葉が5~6枚になったら2回目の間引きを行います。
生長のよい株を1本のこし、後の株を抜き取ります。
・追肥・土寄せ
2回目の間引きの後は追肥と土寄せを行います。
畝の表面を軽く耕し、
1回目の追肥をおこなったのと同じ場所に溝を掘ります。
1㎡あたり50~60gの化成肥料を施し、土をかぶせます。
畝肩の土を掘り上げ、株元に土を寄せます。
この時、葉の間に土が入らないように注意します。
・水やり
過湿に注意しますが、乾燥しすぎるのも困ります。
畑の土が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにします。
・収穫
種まき後50~60日で収穫できます。
地面に根がのぞき、葉が開いてきたら収穫できます。
プランターでも本格的な味わいのダイコンが収穫できます
◎プランターでの栽培は?
ミニダイコンのプランターは幅が70㎝以上で、
深さが30㎝以上のものが理想的です。
幅65㎝の標準プランターでも、
長さ10~20㎝とやや小さいですが、
美味なミニダイコンが栽培できます。
ミニでも、寒さに当たると甘くて美味しいです(三太郎)
土は市販の培養土で充分です。
自分で配合するのであれば、赤玉土:腐葉土を7:3の割合で混ぜます。
苦土石灰を10リットルあたり10g、化成肥料を20g混ぜておきます。
株間は15㎝~20㎝とり、1か所あたり4~5粒の種を播きます。
種まき後は水をしっかりと与え、
発芽までは水切れに注意して栽培します。
本葉が1~2枚になったら、
1回目の間引きを行い、1か所あたり3本にします。
間引きと土寄せのしかた
間引き後は、根元に軽く土を寄せます。
本葉が3~4枚になったら2回目の間引きを行います。
2回目の間引きでは1か所あたり2本にします。
本葉が5~6枚になったら1か所1本にします。
2回目の間引きと3回目の間引き後は、追肥と土寄せを行います。
化成肥料を10リットルあたり10g、株間に施します。
追肥の後は株元に土を寄せておきます。
ちょこっと刻んで塩でお新香にしても抜群!
■病害虫
ダイコンはアオムシやコナガ、ヨトウムシ、アブラムシが発生します。
種まきを行った後、トンネルつくって寒冷紗をかけ、
害虫の侵入を防ぐようにしましょう。
■ミニダイコン 育て方のコツ
1.ミニですがよく畑はよく耕し、容器は深いと高収穫になります
2.間引きと追肥を適切な方法と時期にします
3.肥ってきたダイコンから収穫すると収量が高くなります
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ミニダイコンの育て方
・ダイコンの害虫
・ダイコンの肥料