ダイコン 発芽しない
揃って元気に発芽すると嬉しいです!
ダイコンは、苗からよりも種から育てる方が多い野菜です。
というのも、ダイコンは移植に弱く、苗を定植するよりも、
種を栽培場所に直播きした方が安心だからです。
けれど、種まきの後、何日待っても発芽しないことがあります。
ダイコンが発芽しないのには、何か理由があるのでしょうか。
[ダイコン 発芽しない]
■ダイコン 発芽しない理由
ダイコンの種は、発芽までにかかる時間が比較的短いです。
基本的には、種まきから1週間以内には芽が出ます。
また、発芽適温の幅も広く、15度~30度までと、
真冬と真夏以外は発芽が可能です。
ところが、種を播いてから1週間以上経過しても、芽が出ないことがあります。
もちろんダイコンが発芽しないのには、理由があります。
ダイコンが発芽しない理由として考えられるものをまとめたので、
思い当たる点がないかチェックしておきましょう。
こちらは過湿の状態で、双葉に元気がありません
・水切れ、過湿
ダイコンの発芽適温の幅に入っているにも関わらず、
発芽しない状態が続くのは、水管理が問題かもしれません。
ダイコンに限らず、種が発芽するためには、適切な水管理が欠かせません。
ダイコンの場合は、あまり乾燥した状態になると、発芽不良が起こります。
反対に、水がたっぷりありすぎるのも、発芽しない原因になります。
種まきの後、水をたっぷり与えますが、土が乾くまでは、水やりの必要はありません。
土の表面が乾いたら、水を与えましょう。
畑で栽培する場合は、水やりをする必要はほぼありません。
プランターなどの容器栽培の場合は、地植えよりも土の量が少ないので、
乾燥しやすい傾向にあります。
発芽していないうちは、あまり土深くまで根を伸ばしてもいないので、
乾燥しすぎないように注意しましょう。
ただし、水やりを行うのは、必ず土が乾いてからにします。
土が湿っているうちに水やりをすると、今度は種が窒息し、発芽できません。
覆土が厚いのと、土の耕し方が粗いのが問題です
・覆土の厚さ
種には発芽適温の他に、それぞれに好みの環境が異なります。
ダイコンの種は、光を嫌う嫌光性と呼ばれる性質を持ってます。
そのため、覆土が薄すぎると、芽が出にくくなります。
反対に、覆土が厚すぎても、
今度は芽が地上に出るまでに時間がかかりすぎてしまい、土中で枯れてしまいます。
ダイコンの種まきをする時の覆土は、1cmくらいが適当です。
厚くも薄くもせず、種の上に土をかぶせたあとは、軽く手で押さえておきましょう。
土を押さえることで、水やりをした時に種が流れにくくなります。
また、種まきをした後、土の上に敷きワラや不織布などを使ってマルチングしておくと、
土の乾燥と光を強く浴びるのを防ぐことができます。
・種が古い
種にも寿命があります。
植物の種類によっては、その寿命の長さが変わります。
ダイコンの場合、種の寿命は4年ほどだといわれています。
比較的長い方ですが、購入した種でも、自家採種した種でも、
早いうちに使いきるに越したことはありません。
購入日や採種日を、年から記入しておくと、寿命判断の目安になります。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?