おでん大根 種類
おでんは冬になると食べたくなる代表的料理の1つです
おでんに入っている具といえば、
まずダイコンを思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか。
スーパーで販売されているダイコンは、どれも似た姿をしていますが、
実はダイコンにはたくさんの品種が存在します。
家庭菜園でおでん用のダイコンを育てるのであれば、
ぜひ品種にもこだわり味わってみましょう。
[おでん大根 種類]
■オールマイティーなおでんに向く品種
おでんのような煮物にも向くけれど、
サラダや漬物、おろしなど、おでん以外の調理法にも使える、
オールマイティーな品種です。
*青いリンクから詳細説明が見られます。
・耐病総太り大根
栽培範囲が広く、病気にも強く生育も良い、とても育てやすい品種です。
青首ダイコンが日本の主流となったのも、この品種が出たためといわれています。
青首ダイコンの代表的な品種で、おでんのような煮物はもちろん、
サラダや漬物、おろしといった生食でも活躍できる品種です。
・耐病宮重大根
スリムで長い根が特徴的です。
根がそれほど太くならない品種なので、密植が可能です。
煮炊き用としても使える他、サラダやおろしでも使えます。
特に漬物にするとおいしい品種です。
・YRくらま大根
早太りの品種で、遅めの播種でも栽培が可能です。
立性なので密植ができます。
青首ダイコンらしい、首が緑色でその下がすらっと白く、
長い根が伸びているタイプのダイコンです。
肉質が良く、煮物から生食まで、食味の良さを発揮できます。
・冬どり大蔵
根の直径が8cm、長さが45cmにもなる白首ダイコンです。
お尻の部分の肥りがよく、先端までふっくらとした形状をしています。
漬物などの生食から、おでんなどの煮炊き用にも使えます。
・水月聖護院
聖護院系の品種の中では、少し小ぶりな印象です。
肉質は緻密で、生でも甘みを感じられるため、
生食から煮物と幅広い料理に使うことができます。
・切太
根の直径は9cmほどあるものの、根の長さが25cm~35cmほどと少し短めです。
肉質が良いので、生食から煮炊きまで使え、
どのような調理法でもおいしく食べることができます。
牛筋入りおでん
■特におでんに向く品種
ダイコンは様々な調理法に使える便利な野菜ですが、
その中でも特におでんなどの煮物に向いている品種です。
・緑輝大根
根の長さが30cm、太さが9cmと、ダイコンとしては申し分のないサイズです。
おでんなどの煮物に特に向く品種で、根の直径が太めなので、
厚めに切っておでんに入れれば、ボリューム感を楽しむことができる品種です。
・冬自慢大根
青首ダイコンの品種でありながら、青い部分の肉食の緑が薄く、
煮あがりが美しいのが特徴です。
肉質が緻密で柔らかく、煮あがりが早いのでおでんに向いています。
・おでん大根
まさにおでんのためのダイコン品種といっても過言ではありません。
肉質は緻密で煮あがりが早いのに、煮崩れしにくい性質を持っています。
根の肥りもよく、8cm~9cmくらいの太さになります。
・味秋彩大根
根の直径が太くなる品種で、8cm~12cmにもなります。
1本で5kg以上になることもあるため、持ってみるとずっしりと重みを感じます。
肉質がきめ細かいので、味の染みこみも良くおでんにするとおいしい品種です。
・あじまるみ大根
根の太さが12cmにもなるため、かなり太いダイコンです。
長さがあまり出ないので、ずんぐりむっくりといった表現がよく合います。
直径が太くボリュームがあるにも関わらず、
煮あがりが非常に早いのが特徴で、味の染みこみも良いです。
口に含むと、染み込んだ煮汁とダイコンの水分がじゅわっと広がります。
・冬どり聖護院
栽培期間が90日と長く、丸々と肥った根はとても立派です。
表面の肌が非常に美しく、肉質も緻密なため、おでんなどの煮物料理に特に向きます。
・打木源助
根の長さが25cm~30cmと、少し短めなのが特徴です。
甘みがあって肉質が良いので、おでんなどの煮物料理で真価を発揮します。
・大丸聖護院
栽培期間が90日ほどとダイコンの中では長く、重量は3kgほどになります。
煮崩れしにくい性質があり、甘みのある味わいを持っているので、
おでんなどの煮物料理に特に合う品種です。
・中長聖護院
聖護院といえば、カブのような丸い形をしているダイコンですが、
こちらの品種は、少し縦に伸びた形をしています。
一般のダイコンよりは短いですが、聖護院としては珍しいタイプです。
聖護院らしく肉質が良好で味も良いので、煮物に適した品種です。
・三浦大根
白首ダイコンの固定種で、首がすぼまったような形をしているのが特徴です。
全体が真っ白なので、どの部分を使っても煮あがりがキレイです。
肉質が柔らかく甘みがあるので、煮物に最適です。
・桜島大根
丸くて巨大なダイコンとして、とても有名な品種です。
大きな体からは想像できないほど肉質は緻密で柔らかく、煮物に向きます。
東京のおでんはちくわぶが入ります
■変わり種のおでんに向く品種
一般的によく見かけるダイコンとは少し違っているけれど、
実はおでんにすることができる品種です。
・おむすびッシュ大根
根の直径が8cm~12cm、長さが14cm~16cmと、
小ぶりでころころとした形が特徴のダイコンです。
水分が少なく、コリコリとした食感を持っているので、
基本は漬物やサラダに向く品種となっていますが、おでんにも使えます。
・味わらべ
400gほどのミディダイコンの品種です。
かわいらしい姿からは想像できないほど使い勝手が良く、おでんにも使えます。
サイズが小さいので、使い切りタイプとしてもお勧めです。
・紅園中長
外側の皮が鮮やかな赤色で、中が白いダイコンです。
漬物やサラダなどの生食で食べるのが基本ですが、
おでんなどの煮物にすると、独特の風味や食感が楽しめます。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?