ダイコンの種まき
ダイコン栽培は種まきから始まります
ダイコンは直根性の植物で、移植ができないので、
畑やプランターに直接種を播いていきます。
ダイコンの種まきでは、ダイコン種を播く時期、
種の品種選び、畑やプランターの準備がポイントになります。
[ダイコンの種まき]
■ダイコンの種まき
・種まきの時期
ダイコンは、春まきのダイコンと秋まきのダイコンがあります。
・春まきダイコン
春まきのダイコンは中間地で4月上旬から5月上旬に種を播きます。
春まきダイコンはあまり寒い時期に播くととう立ちしてしまうので、
外気温が13度以上になってから植えます。
それよりも早い時期に播きたいときは、
畝を黒マルチで覆い、ビニールトンネルをかけて保温します。
・秋まきダイコン
秋まきダイコンは中間地で8月下旬から9月中旬に種を播きます。
ダイコンは品種によって生育に適した気温が少しずつ変わっていきます。
一般的には秋まきのダイコンの生育温度は20度以下です。
気温が高くても発芽しますが、良いダイコンを育てるためには、
残暑が納まってからの方がよいでしょう。
地植え、青首ダイコンの発芽
・品種の選び方
ダイコンはたくさんの品種があります。
畑で栽培するのか、プランターで栽培するのか、
育てる地域が温かいのか寒いのかによって品種を選びます。
育てる環境にあった品種の中から、辛みのある物や煮物に向くものなど、
好みの品種を選ぶとよいでしょう。
*タキイの野菜品種カタログ ダイコンが、分かりやすいです。
畑の準備と畝づくり
・畑の準備
ダイコンは30㎝くらいの深さまで耕し、
苦土石灰1㎡あたり100gを施して中和させます。
未熟な堆肥はまた根の原因になってしまいます。
完熟の堆肥を1㎡あたり150g施します。
畝は1メートル幅に仕立て、種は2条播きにします。
種を播くときは、あらかじめ畝に2条の溝を掘ります。
株間が25㎝~30㎝になるようにし、1か所に5~6粒の種を播きます。
種は2条の筋で千鳥になるように播きます。
種を播いた後は、1㎝程、土をかぶせます。
たっぷりと水を与えます。
できれば、その上から不織布をかぶせ、雨で流れるのを防ぎます。
発芽後は、不織物を取り除きます。
種まき8日目のミニダイコン=まことちゃん
・プランターの準備
プランターは、幅70㎝以上の深型のものを選ぶと、
中型のダイコンが育てられます。
標準タイプの幅65㎝のプランターでも、
500gの美味なダイコンが育てられます。
土は市販の培養土で充分です。
株間を短形種では15~20㎝、標準的な品種であれば30㎝とります。
植える場所に直径3㎝×深さ1㎝の穴をあけます。
植穴に、1か所につき4粒ずつ種を播いていきます。
種の上に1㎝覆土し、たっぷりと水を与えます。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ミニダイコンの育て方
・ダイコンの害虫
・ダイコンの肥料