はるやま大根
はるやま大根は、
一般的な栽培で春から種まきをする春まき栽培に合った青首総太りダイコンです。
トンネルとマルチを使えば10月末から12月に種まきをして、
翌年の2月から3月に収穫する作型にも対応します。
ス入りは特に遅く、低温肥大性に優れていて総太り型に肥大します。
作型は大きく二つに分かれ、春まきの作型と冬まきの作型です。
春まき栽培で中間地、暖地の栽培で資材を使わない地植え栽培で、
3月中旬から4月末頃までに種まきをすれば、5月末から7月上旬頃の収穫です。
冷涼地の栽培は種まきは少し遅く、
暖かくなってからの4月中旬から6月初旬が種まきの時期です。
4月中旬から6月初旬の種まきで、6月末から8月上旬頃の収穫になります。
春まきの作型では暖地、中間地、冷涼地は資材無しの地植え栽培になります。
暖地や中間地でトンネルやマルチを使う栽培の場合は10月末から12月に種まき、
収穫は翌年の2月中旬から3月下旬頃、
2月上旬から3月中旬に種まきをして4月中下旬から5月末の収穫と、
ダイコンを収穫したい時期や、資材と相談して育てるのが良いです。
また、葉は細く、立性なので密植栽培でも葉同士が当たりにくいので、
ダイコンの根が太るだけの間隔があれば密植しても上手く育ちます。
見た目は首部が鮮緑色になる青首ダイコンで、
低温肥大性に優れていて、総太り型によく太り、重さは1kg前後です。
根長は36cm~37cmと振れ幅が少なめなので揃いやすく、
根の曲がってしまうことや、うねりなど変形することが少なく真っすぐ育ちます。
肌の部分は純白をしていて、ツヤがあります。
[はるやま大根]
■特徴
・青首で総太り型のス入りが遅い春ダイコンです。
・地植え栽培で春まき、トンネルとマルチを使えば冬まきも可能です。
・葉、茎が細く、立性なので密植栽培ができます。
・首部は鮮やかな緑色をしていて、それより下は純白でツヤがあります。
・根長は36cm~37cmで、重さは1kg前後によく揃います。
・根の変形は特に少ないです。
■栽培
・冬の種まきはトンネルとマルチを使って栽培しますが、
冬まきの栽培適地は中間地と暖地になります。
・資材を使わない場合は、基本は春まき栽培の作型に沿って栽培します。
・冷涼地は地植えで、
十分暖かくなった4月から6月上旬に種まきをして夏に収穫する作型になります。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?
春の宝
春の宝は春から夏にかけて栽培できる青首ダイコンで、
暖地から冷涼地まで、春まき専用で早く太り、種まきから約60日で収穫できます。
秋まきと変わらないしっかりとした大根に育つ春の宝。
詳しい特徴と栽培のコツを紹介していきます。
春いずみ大根
秋の彩
秋の彩は秋まき栽培の作型に適した青首ダイコン品種で、
病害に強く、ス入りが遅いので収穫が遅れても品質が落ちにくいです。
肉質は柔らかく、煮物にするととろけるような食感になります。
青づまり大根
万緑大根
万緑大根は葉を食べることを目的とした葉ダイコン品種で、
根を利用するより、葉を使えるように開発された葉ダイコン品種です。
ビタミンなどの栄養を多く含んでいて、
ホウレンソウ、コマツナと同等に食べることができ、食味も良好です。
収穫まで早いので、ハウスやトンネルを使えば真冬でも栽培が出来る他、
資材を使わない場合で、中間地、暖地栽培なら、
3月末から9月末頃まで種まきができます。
3月末の種まきで5月中旬頃から収穫、9月末の種まきで11月中下旬から収穫です。
冷涼地の栽培は、あまり早いと無事に収穫できない可能性があるので、
夏場の栽培がオススメです。
収穫の目安は葉数7枚~8枚で、草丈が25cm前後が適期です。
根が長く伸びず、葉が育つダイコンなので、
プランターや鉢植えなどの容器栽培でも育てやすく、
管理もしやすいのでお手軽に栽培ができます。
葉の表面にはトゲトゲしている毛茸と呼ばれる細かい毛がないのでチクチクしないので、
触りやすく、収穫もしやすいです。
葉の色は濃い緑色をしていて、ツヤ、テリがあります。
また、栄養価が豊富に含まれていて、特にビタミン類がたくさん含まれています。
ホウレンソウなどの葉物と同じように食べることができるので、様々な料理にも使えます。
食味には特に優れていて、美味です。
[万緑大根]
■特徴
・四季まき栽培が出来る葉とりダイコン品種です。
・プランターなどの容器栽培でも育てやすいです。
・真冬に栽培する場合はハウスやトンネルなどの設備が必要です。
・ビタミン類がたくさん含まれています。
・食味が良く、美味しいです。
・葉のトゲトゲがないので触りやすいです。
・葉にはテリがあって、濃緑色をしています。
・葉物と同じ扱いで調理ができ、食味は特に良好です。
■栽培
・暖地と中間地で11月下旬の種まきと1月末頃の種まきは、
ハウスやトンネルを使って栽培します。
・春と秋は収穫まで少し時間がかかりますが、夏は収穫まで早いです。
・収穫の適期は葉数が7枚~8枚、草丈が25cmが目安です。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?
つくし春
つくし春 C)サカタのタネ
つくし春は、春どりができるやや短めの青首総太りダイコンです。
根部が短く、葉は小さくて葉数も少ないので密植栽培に向きます。
耐寒性が強いので、暖地や中間地で春に収穫する作型を選ぶことができます。
だるま大根
だるま大根
だるま大根は、中原採種場(株)が作った、ダイコン品種です。
だるま大根という名の通り、だるまのような特徴的な形をしています。
一般的にダイコンといえば、すらりと長く伸びた根というイメージですが、
だるま大根はまず根が短くしかもお尻の部分が極端に肥ります。
からいね大根、からいね大根赤
からいね大根
からいね大根赤
からいね大根とからいね大根赤は、
どちらも株式会社渡辺採種場が改良して作った、からみダイコンの品種です。
からみダイコンという名の通り、辛みが特徴の品種ですが、
他にも普通のダイコンとは違った特徴があります。
ミニダイコンの品種
ミニダイコン(ミニ大根)という小型種も人気があります(三太郎の発芽)
ミニダイコンは、小型種で、収穫までの日数も普通種に比べると短く、
根も深くまで伸びないため、耕す深さも少し浅めで手軽に栽培できます。
また、あまり根が伸びないことを活かし、
深型プランターで栽培できる品種が多いのも魅力です。
では、ご紹介していきましょう!