紅くるり大根
紅くるり大根
紅くるり大根は、松永種苗が改良して作った、ミディダイコンの品種です。
一般的なダイコンといえば、白くて長いものをイメージしますが、
紅くるり大根は普通のダイコンとは見た目がまったく違います。
初めて見た人の中には、サツマイモにしか見えないと感じることもあるほどです。
紅くるり大根は、表皮が赤紫色をしているのが特徴です。
しかも、表面の皮だけでなく、内側の肉色まで赤紫色をしているので、
どこを切っても赤紫色のキレイなダイコンが楽しめます。
春仕立
春仕立
春仕立は、株式会社タカヤマシードが改良して作った、ダイコンの品種です。
名前通り、春収穫がメインとなる春仕立には、どのような特徴があるのでしょうか。
ダイコンは冷涼な気候を好むため、秋まき栽培をするものが多いです。
春仕立も秋まき栽培がメインとなる品種ですが、収穫は冬ではまく春がメインになります。
ダイコンの場合、春はトウ立ちやス入りといった品質が落ちる現象が発生しやすく、
春どりは難しいといわれています。
けれど、春仕立は春どりに適した品種のため、
秋に播いて春に収穫が夢ではないのです。
もみじスティック
もみじスティック
もみじスティックは、ナント種苗株式会社が販売している、
ミディダイコンの品種です。
一般的なダイコンは純白であることが多いですが、
もみじスティックは表皮が濃い赤色~赤紫色をしているのが特徴です。
しかも、赤い色をしているのは皮だけでなく、肉色もです。
夏仕立
夏仕立
夏仕立は、株式会社タカヤマシードが改良して作った、ダイコン品種です。
スラリと長く伸びた根は、青首ダイコン系らしい見目をしています。
根の長さは38cmほど、太さの直径は7cm~8cmほどと、
一般的なダイコンの中でも標準的なサイズです。
冬仕立
冬仕立
冬仕立は、株式会社タカヤマシードが改良して作った、ダイコンの品種です。
一見すると、どこにでもある普通のダイコンのように見えますが、
冬仕立にはどのような特徴があるのでしょうか。
冬仕立は、名前の通り冬に収穫することで、おいしいダイコンを楽しめる品種です。
最も冬仕立をおいしい状態で収穫できるのは、
秋に種を播いて年内のうちに収穫する作型です。
中間地なら9月上旬~9月下旬に種まき、
暖地なら9月中に種まきすることで、年内収穫が可能になります。
寒地の場合、中間地よりも寒くなるのが早いので、
種まきは7月~8月上旬と早めが適期となります。
冬仕立は年内収穫が基本となりますが、中間地~暖地の場合であれば、
トンネルやハウスといった被覆資材を利用することで、
年越し後に収穫を目指すこともできます。
ただ、性質上は年内収穫を狙った作型の方が合っているので、
年内収穫の作型での栽培がお勧めです。
冬仕立の見た目は、どこにでもある普通のダイコンのように見えます。
根の長さは37cm、太さは直径が7cm~8cmほどと標準的です。
青首系の品種ということもあり、肩から根の中腹に向けて明るいグリーンに染まります。
それよりも下は純白で、肩から根の先端まで、美しい色をしています。
表面はつるっとしていてなめらかで、肌荒れも少ないです。
肩から先端まで太さが均一で、根の先端が細った貧弱なダイコンにはなりません。
尻づまりも良好で、見目が整ったダイコン品種です。
皮を剥いた内側も真っ白で、肉質はきめ細かく、カットした断面も美しいです。
食べた時の食感も良く、生なら歯ざわり良く、
煮れば柔らかく味のしみこみも良く、幅広いダイコン料理に利用できます。
太さも長さもしっかりとしたダイコン品種ですが、オールマイティーに使えるので、
消費に困ることはなさそうです。
葉は緑色がやや濃く、半立性で管理が比較的楽です。
病気にも強い性質を持っているので、育てやすいのも魅力的です。
[冬仕立]株式会社タカヤマシード
■特徴
・年内収穫の作型で本領を発揮するダイコン品種です。
・根の長さは37cm、太さは7cm~8cmほどと標準的です。
・肩から根の先端まで太さがあまり変わらないこん棒形で、重量感もあります。
・青首系の品種なので、肩から中腹にかけて明るいグリーンに染まり、
それより下は純白です。
・表皮は非常になめらかで、つるりとした質感が美しく、見目が非常に良いです。
・皮を剥いた肉色も純白で、肉質はきめ細かで食味も良好です。
・生食から煮炊き物まで、幅広いダイコン料理に利用できます。
・葉は濃緑で半立性、病気にも強く育てやすい品種です。
・秋まき年内収穫の作型が合う品種です。
・中間地は9月上旬~9月下旬、暖地は9月中に種まきを行うことで、
11月~12月の収穫が可能になります。
・寒地は寒くなるのが早いので、7月~8月上旬に種まきをして、
9月~10月に収穫する作型がお勧めです。
・ハウスやトンネルなどの被覆資材を利用すれば、年越し後の収穫も可能です。
■栽培
・基本の育て方は、一般のダイコンと同じです。
■参考
・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?
褄切伝蔵
褄切伝蔵
褄切伝蔵(つまきりでんぞう)は、ナント種苗株式会社が改良して作った、ダイコンの品種です。
どこにでもある普通のダイコンに見えますが、褄切伝蔵には特別な特徴があります。
それが、加工に向いた品種である点です。
一般的なダイコンといえば、肉質はみずみずしく、
切った時には切り口から水分があふれますし、
ダイコンおろしなどにした時にも水分が出ます。
ところが、褄切伝蔵は肉質が非常に硬く、水分が出にくい性質を持っているのです。
この性質によって、ダイコンおろしや刺身などに添えるツマへの加工がしやすいのです。
夏の砦
夏の砦
夏の砦は、ナント種苗株式会社が改良して作った、ダイコンの品種です。
ナント種苗株式会社からは、秋の砦や蒼の砦、八重の砦など、
砦という名がつくダイコン品種がいくつも販売されています。
その中で、夏の砦にはどのような特徴があるのでしょうか。
雪美人
雪美人
雪美人は、サカタのタネが改良して販売している、ミニダイコンの品種です。
ミニダイコンといっても、食べてみると刺激的な食味を持っている雪美人は、
他にはどのような特徴を持っているのでしょうか。
干し理想
干しダイコン
干し理想は、タキイ種苗株式会社が販売している、ダイコンの品種です。
ダイコンは色々な料理に使えますが、干し理想はたくさんに最適な品種です。
そんな干し理想には、どのような特徴があるのでしょうか。
夏伝説
夏伝説
夏伝説は、大和農園が改良して作った、ダイコンの品種です。
ダイコンは冷涼な気候を好む野菜のため、栽培の適期は春と秋に集中します。
けれど、夏伝説は名前の通り、夏にも強いダイコンです。
夏伝説の特徴と栽培ポイントをご紹介しましょう。